映画(DVD)の鑑賞記は、すぐにメモっておかないと、すぐに忘れてし、 |
まうので、書き留めておくんですけどね、CDとなると、逃げて行かない |
もんだから、ついついさぼってしまいます・・・ |
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5/13に97歳で亡くなったドリス・デイ。このCDのセットものの注文は |
彼女が亡くなる前で、偶然です。 |
彼女の古いアルバム11枚分(!)を、CD4枚に収めたもの。 |
最も古いものは1949年、最も新しいものは1956年。 |
先に聴いた第2集はみなよかった(オフクロのiPodに入れて大好評だっ |
た!)けどな、今回はどんなもんだろう。 |
ドリス・デイ 第2集 Eight Classic Albums (として、20170124にアップ)
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2019年―97歳=1922年生まれ。オフクロの1-2歳上。 |
1949年―1922年=27歳、はじめのアルバムは27歳だから、もうすでに |
十分に大人の女性だったんやね。 |
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第2集が1957~1961であるのに比べると、この第一集はいかにも音楽 |
が古い。古いことを除けば、リマスタリングが優れているんでしょう、音は |
非常にきれいに出来上がっていて不満はないし、歌唱もいいですね。 |
古さということでは、1949年のものから1956年のものまで、そんなに大 |
きな差はない。といっても、始めの1949年のYou’re My Thrill なんか |
はいろんな意味で古臭さが目立つけど・・・彼女のとても丁寧正確で元 |
気のいい歌唱は、11枚分の歌唱にほぼ共通。まあ、逆に翳はない、と |
いうか、作ろうとしている風な歌い方もあるんだけれど、そうはならない。 |
その辺が好き嫌いの境目になるかもしれない。ワタシは好きなほうです。 |
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例えば、半分近くがハリー・ジェイムス楽団のみの演奏になっている2枚 |
目の前半Young Man With The Hornなどはぐっとジャズっぽく迫って |
いる。悪い意味じゃないけれど、どうしても‘清潔’なのね。これはもうどう |
しようもないし、だいたい、こんなに清潔感があってなお魅力的なんだも |
の、崩す必要だってほぼない。 |
音程の正確性など、日本での話なんですが、近ごろ団体さんで出てくる |
娘さんたちに真似してほしいな、ハハハ。(ワタシャ、あの黄色い声が苦 |
手なだけですけどね) |
かなり以前、ジュリー・ロンドンなんてムードだけでええ加減な歌い方だ |
なぁとバカにしていたのですが、ちゃんと聴いてびっくり。非常に正確に |
歌ってむしろ高等技術だったんじゃないか。‘そんなもん’です。 |
そうそう、2枚目の後半Day By Dayは、この4枚のCD中、最も新しく、 |
ハリー・ジェイムズとのものの6年後。さすがに感覚が新しくオシャレにな |
っています。歌い方も進化していて、すでに円熟の域に達していると思 |
います。 |