休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

役員会・歳末夜回り・集会所清掃 みな中止

町内会のこと/事件/ちょっと変わった朝日のコラム/戯画など

脈絡はありません

なかなか切実なのです・・・

町内会の仕事が、コロナのせいで、すっかり煮詰まってしまいました。まあ、
簡単に言えば、役員会を開くか否か。
なに、少し引いて考えれば当たり前のことで、なしで済ませることで、絶好
調のコロナウイルスから離れられればいいのです。
でも、この2週間ほど、色々あったことも手伝って、開く開かないで随分揺れ
ました。無論、ワタシの頭の中でだけのことですが。
感染者数の報道に、間違いなく引っ張りまわされた。
かなり面倒ですが、書面で済ませると、決めました。

このところの事件は・・・
・防犯会議で「歳末の夜回り」が中止になったこと
・「Go To トラベル」を使った犬を連れた旅行(犬の風呂使えず)
・猟奇的 猫・鳥殺傷事件(近所のオバハンどもに談じ込まれた)
・一年ぶりの同窓会ゴルフ(100切れず)

・ミルキー(飼っているインコ)がわれわれの「Go To トラベル」中に、何

かに、たぶん食われてしまったこと・・・(家の中でだよ、犯人がわからない、

いまごろヘビ? ハクビシン?イタチ?)

 ・
本来のブログ用のネタ作りがまったくできてませんな。

さて、割と朝日新聞っぽくないコラム。(ここは朝日としては変人系の

場所なんだよ、きっと。斎藤純子さんもここに出てくるもんね。

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<多事奏論>11/7この近藤さんというかた、好きなほうではないんだけれ

ど・・・田舎からの発信。「日田支局長」というのはわざとらしいとはい

え、オモロイ。狩猟や百姓をして云々が、はじめ鼻につくものの、この一

種傲慢な論説が、いかにも「コラム」らしい。民主主義とは何ぞやという

ような大変なところに踏み込むのは無理でも、まあ、言いたいことはいく

らかわかった気がしました。ムツカシイねぇ、民主主義。おしまいのほう

の、荒川洋治さんの言葉が白眉。

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           (10/31 登山デビュー)

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         (11/7 テレワークに関連した戯画)

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(11/14 カミサンの植えた菊に、タテハチョウやミツバチ、小さい

   ハナアブなど。他にもイチモンジセセリアシナガバチ・・・)

ケクラン:アンサンブルのための作品集

もっと当たり前に聴かれる作曲家になってほしい

ケクラン:

   アンサンブルのための作品集

Charles Koechlin/Œuvres pour ensembles
20201027(了)
 
(1)陸景と海景 Op. 63b (Paysages et marines)(1916)
   ①-⑫ 24:07
(2)オーボエ・ダモーレ・ソナチネ Op. 194, No. 1(1942-43)
   ⑬-⑰ 10:31
(3)オーボエ・ダモーレ・ソナチネ Op. 194, No. 2(1942-43)
   ⑱-㉑ 9:55
(4)木管七重奏曲 Op. 165(1937)
   ㉒-㉗ 14:01
(5)7声のソナタ Op. 221(1949)
   ㉘-㉛ 12:48
 
  アンサンブル・イニシウム & アンサンブル・コントラスト
  録音:2011年、11月&12月、仏 Tot.71:43
  CD/室内楽/Ⓟ&ⓒ2012 Timpani/輸入/中古
  <★★★★☆>

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シャルル・ケクラン(1867-1950)のアンサンブル集です。

名声にこだわることなく、どんどん書きたいものを書いた不世出の作曲家。
ちゃんと評価されなきゃならない・・・
 
短い12曲が集まった(1)がこのアルバムのムードを代表しているみたい。
最初①はフルートとピアノのみ。徐々にクラリネット、ヴァイオリン、ヴィオ
ラ(altoと表記してあるのはそうですよね)、チェロが代わりばんこのよ
うに加わってくる。ぶ厚く鳴ることはない。
牧歌的なもの、夜想曲のようなものというと当たり障りがないんだが、それら
を通り越して、神の園に入り込んでいるとでもいうような、なんとも、、、
静謐、密やか、穏やか、精緻、などが一体となっている、総じて息の長い音の
世界。確かに地上だけでなく、海の上にいるかのような感覚を覚える時もある
ね。これは、ドビュッシーみたい、という言い方をされがちなのかな。
でも絶対違う。すばらしいオリジナリティだと思います。
 
オーボエダモーレというのが珍しい。オーボエイングリッシュホルン(コー
ル・アングレ)の中間的な大きさで、オーボエの軽やかできらびやかな高音は
出ずにややくぐもっているが、低音はオーボエの若干ひしゃげた感じに対し、
丸みを帯びて柔らかい。
とか言いつつ、実際はこのほかに、フルート、クラリネット、ヴァイオリン(2
本)、ヴィオラ(2本)、チェロ(2本)、クラヴサンが入っている不思議な編
成。(1)と違って厚みがあり、現代に近づいたアンサンブルになるし、シャラ
ンシャランとクラヴサンが典雅なムードもプラスする。結果、(1)よりやや大
らか、現世的になった、かな。オーボエダモーレのメロディラインが実にヨロ
シイ。(2)と(3)の違いは、例えば、(2)はやや牧歌的。(3)はよく歌っ
て盛り上がったり、テンポが上がって朗らかになったりする。ちょっとラヴェ
ルっぽい。
 
(4)木管七重奏。フルート、オーボエコールアングレクラリネット、サク
ソフォン(アルト)、バッソン。最後に書いてあるのがcor。何かと思ったら、
ホルン(金管なのに木管・・・)なのね。
こういう編成の木管のアンサンブル、好きですね。なんでかわからないのです。
若いころはまるで魅力を感じませんでした。50歳に近づいたころからちょく
ちょく聴くようになりました。
(1)の雰囲気からはちょっと外れてしまってます。まあ、雑に言えば「喜遊
曲」ってことですか。楽しい。
 
(5)は最晩年の作品。クラヴサン、フルート、オーボエ、ヴァイオリン(2
本)、ヴィオラ、チェロ。
㉘はヴァイオリンが思いっきり歌って抒情的Andante、㉙は木管が楽しげに
踊るAllegro、㉚は明るいオーボエがメインでしっとりと歌うAndante、最
後㉛はAllegro表記だけれど、急・緩・急・緩・急とコロコロ目まぐるしく変
わって終る。途中の一カ所でクラブサンが珍しくソロを取りました。
テクニカルな感じが勝ち、若い発想が引っ込んでしまった。
 
二つのアンサンブルが一緒になって初めて作れたという、編成的にはなかな
か厄介な曲で構成された、凝ったアルバムのようです。
演奏もよかったが、ケクランの才能こそ、大いにアピールできているいい

アルバムなんじゃないか、と思います。

佐藤雅美/『へこたれない人』 物書同心居眠り紋蔵

20201107(了)

佐藤雅美/『へこたれない人』

         物書同心居眠り紋蔵

   (目次)
  音羽者の知恵

   へこたれない人

  夢見る夢之介
  牛込原町名主支配離れ願い一件始末

   へこたれない人 (その二)

  帰ってきた都かへり
  青菜に塩の冷汗三斗
  それぞれの思いやり
 
   2013年1月/単行本/講談社/歴史小説//中古
   <★★★☆>

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一年少し前に亡くなって、朝日の死亡記事がちいさいなぁと感じたのを
覚えています。
 
ナルコレプシーは依然ある。面倒なことをうまく収める重宝な同心とし
て、上から、同僚から、うまく使われているけれど、本人はそんな自分
の位置には満足しているようで、心が騒ぐようなことはない。子供達も
大きくなって、精神状態はいいとさえ言えそう。
そんなところへ変わった同心が二人、書き加えられてゆく。その一人が
「へこたれない人」こと、山本庄蔵。
2篇の主要人物をつとめ、ほかでも名が出てきたりする。
同心を務めつつも、周旋、斡旋ごとが何より好きで、なにかと後者へ入
り込んでしまう奇妙なキャラ。
それが職務中に本職以外の余技でルール違反を犯してしまい、とうとう
役人を馘になる。それどころか、たいそうヤバいことになりそうになる
が、なんとかこっぴどい罰を逃れる運があり、同じ町で動き回れること
になる。不思議に軽みのある雰囲気のストーリーである。紋蔵もしっか

り絡む。

そのお話のおしまいのところが、こう。

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その二は、もう役人ではなくなっているのに、さも役人であるかのように、
庄蔵が番所の中に入り込んで、そこで周旋・斡旋の仕事をこなしたりした
ことから、話がややこしくなって事件が起きてしまうというような。だん
だんとシヴィアな話になり、紋蔵や彼の「息子」も絡んでくる。
その話の出だしのところをパチリ。

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以下は、やがて起きた事件の簡単な総括を紋蔵がし、そして予想

してみせるところ。

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紋蔵、ちゃんと居眠りしている。

新展開は良いとしても、なんとなく地味になりましたね。
理屈がよくわからないようなお話もありました。
でも、御番所なんかの雰囲気はよくわかるし、舟をこぐ紋蔵や中間管理
職や同僚、友人、親戚たちも生き生き描かれている。

 

ワタシはシリーズ5つほどの内、知っているキャラは三つほど。その中
でもこの紋蔵さんのキャラが気に入って、時たま読んできました。出来
ればおしまいまで読みたいと思っています。

 

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佐江衆一さんの死亡記事が載った。小さいもんです。それなりに

売れた方で、これも寂しい・・・ 直木賞を受けていた佐藤雅美

さんも、まあこんなふうでした。

 

サクソフォン・トリオコンサート

20201113(了)

サクソフォン・トリオコンサート
 
  11:30~12:40
  <★★★★>

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カミサンが持ち帰っていたチラシの内、二つほどとっておいたものの一つ。
もうひとつはジャズのピアノトリオ。
小鳥の餌、犬ころの餌も適当に用意したら、ちょうど時間になって出かけ
ました。といっても歩いて5-6分。
当日券500円!こんなジャンルなら小ホールだっていっぱいになるはずも
なかろう、当日券で、と。
ランチタイムコンサートと銘打たれたもので、今年の春からストップして
いて、久々再開の第一弾だそうな。ワタシにはブランチ前コンサート・・・
限定300人とあって、300人は入ってなかったでしょうが、一席おきの座
席は7割ほど入っていたみたいでした。
 
サクソフォン3本。ホントはクァルテットものが聴きたかったのです。厚
みや柔らかさがもっと出るからね。でも、3本だとまた別の面白さや音色
があるんですね。バス以外は持ち替えあり。厚みがない分、鋭さや個々の
輝き方があったし、この小ホール、とても豊かに響くので、不満はまった
くもちませんでした。
 
(1)と(2)は日本人のもので、そう狙ったものなのでしょうが、軽妙で
楽しいものでしたから、年寄りの多い客ではあったけれど、受けていたみた
い。現代音楽風な感じはなかったものの、十分新しかった。
 
力が入っていたのは(3)のモーツァルトと(4)のアレンジもの。
モーツァルトのK.229-2というディヴェルティメントは初めて聴きました。
クラリネット好きのモーツァルトが、クラリネットより若干大きなバセット
ホルン3本のために書いたものだそうで、5楽章の内4つが演奏された。アル
ト、テナー、バスのサックスで、実にバッチリ!最後のロンド・アレグロ
はちょっと興奮しました。
 
(4)は「魔女の宅急便」「海の上のピアニスト」「タイタニック」をオリ
ジナリティ豊かに繋いだもので、本編よりむしろ繋ぎがとても充実したもの
でしたね。、前三作よりぐっと感覚的に新しいだけでなく、海にちなんだも
のということで、その繋ぎの中へドビュッシー交響詩「海」からいただい
て、三カ所で用いていました。いちいち「なるほど!」エンタテインメント
性たっぷりでした。
 
Osaka Sion Wind Orchestra という100年近い歴史を持つプロの吹奏楽
団のメンバー。演奏技術は優れているし、楽しそうだし、語りも上手かっ
たですよ。(長男の語りも割と上手になってましたが、今はコロナで、ど
んな具合だろう。近けりゃ行ってやるんだが・・・なんてね、関係なかっ
たですね) ワタシには贅沢なコンサートでした。
500円なんて、、、抜群のコストパフォーマンス。近いし。
クァルテットでフランス系のものを聴きたかったし・・・とにかく、いろ
んな組合せで企画してほしいな。
 
木簡アンサンブル、大好き!
 
今日はカミサンの誕生日でして、仕事の行き来でケーキでも買って帰り
ましょう。

 

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『ブレイキング・バッド』(ファイナルシーズン)

テレビドラマ『ブレイキング・バッド』シーズン6

(ファイナル)
20201106(了)

  1~8話(全4巻)
  <★★★☆>

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観終わりました。
どうせロクなもんじゃないだろうと思いつつ、この犯罪まみれのお話が
どんなふうに締めくくられるのかな、と・・・
 
つじつま合わせになってしまったけれど、一応、伏線をみな回収して、
思いのほか、きれいに閉じました。
最後のシーズンというのは終わりのためのものなので、まあ、こういう
感じのもの、悪く言えばあたふたしたかんじのもの、になりがちなのは、
しょうがないでしょう。
 
家族に気持ちを分かってもらえたかどうかは、大いに怪しいが、「正し
く自己満足」したようでした。
 
本シーズンの第7話で、突然ロバート・フォスターが出てきてちょっとび
っくり。画面がすごく立派になっちゃう。
こういうゲストは楽しみ。
見慣れたせいか、レギュラーの出演者はみな気に入りましたネ。
 
一話完結のタイプのほうがいいんで、たくさん観てきましたが、たまに
はね、こういうストーリーを追うものも観たくなるのです。

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『ラスト・サムライ』のサントラ

サントラ『ラスト・サムライ

OMPS/THE LAST SAMURAI
20201025(了)
  ①―⑪
  作曲・アレンジ・プロデュース:ハンス・ジマー
  指揮:ブレイク・ニーリー  演奏:ハリウッド・スタジオ交響楽団
  CD/映画音楽/Ⓟ&ⓒ2003年/米Elektra/WMG/輸入/中古
  <★★★△>
 
    *エドワード・ズイック監督//トム・クルーズ/渡辺謙/ティモシー・スポール/
      ビリー・コリノー/トニー・ゴールドウィン/小雪/真田広之/小山田シン/池松壮亮
      2003年/米映

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ワタシは好きとは言えないですねぇ。でもいつもながら上手いです、こ
の方。
 
テーマといえるフレーズはほんのちょっぴり。
それをありとあらゆる場面にフィットするようアレンジし、成功してい
る、と思う。
繋ぎや擬音もある。でも基本はメロディというのも寂しい短いもの。
これをオケとシンセで、実に奥深いサウンドに仕上げる。その技術とセ
ンスは現在の映画音楽のドンというにふさわしい。
 
好き嫌いは別として、このサントラの音楽は、これはこれで十分役目を
はたしています。
煮詰まった濃い悲劇性、慟哭、その先の諦念や虚無までも表して、なか
なかに魅力的。情況がわかりやすい「サウンド」。
あくまで「音」であって(まあそう言いたい)、映画を離れた音楽とし
て聴くのには、映画を思い出す以外に適していない・・・気がする。
この映画が好きな方には、追体験ができてたまらないのかもしれない
が、作り手もそこまででいいと考えているんじゃないか。音楽として聴
かれて、ああだこうだ言われることは想定外。
細かく聴くと日本の楽器、琴や尺八がちらちらと効果的に入る。掛け声
もそう。でもそれを取り外してしまえば、嫌味になるかもしれないもの
の、例えば「グラディエーター」なんかととても似ていると思う。
それでも個性は出るもので、サウンドはやはりジマーだなあと分かる。
そしてこのサントラの音色、実に美しいですね。「音楽」も「音」も好
きというか、まあ勿論のこと包含関係にはあるんですが、気になるくせ

に、この音は好きになれないという、けっこう矛盾を抱かえているんで

す。

 
安いからって、手に入れるのも考えもの。

もうずっと前からわかっているくせに、つい。

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「サムライ」というと、アラン・ドロンのものはサントラ(フランソワ・
ド・ルーベ)、手に入れてちゃんと聴きたいのですが、いまだ果たしてい

ません。映画のほうは、何回生だったか、学生時代です。メイン・テーマ

は今でも覚えています。もちろんその後何度か聴いたからですけどね。

おそらくほかの音楽を聴いても、いまさらたいして面白くもないようにも

思うんですけど、、、さあ、どうでしょう。

 

グラズノフ;バレエ音楽「恋愛合戦」

秘曲にしておくことはない!

グラズノフバレエ音楽「恋愛合戦」作品61

      グラズノフ管弦楽作品集 第19集 
20201022(了)
  Alexander Konstantinovich Glazunov (1865-1936)
  ①―⑮
  ヤシ・モルドバフィルハーモニー管弦楽団
  ホリア・アンドレースク(指揮)
  録音: November 1986, Iassy, Romania
  CD/1987年12月/管弦楽曲/Ⓟ&ⓒ Naxos/輸入/中古
  <★★★☆>

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NAXOS惹句〉 名曲「四季」を凌ぐグラズノフの秘曲です。
MARCO POLOで発売時、大変な話題となったグラズノフの秘曲がついに
NAXOSに登場します。 この1900年に初演されたバレエ「恋愛合戦(別題
・・・女の試み)」は、公爵家の娘イザベラが、婚約者の真の愛を確かめる
ために、小間使いに変装し誘惑するというお話。付された音楽は重厚なロ
シア風味ではあるものの、徹底的にフランスのロココ調を模しているとい
う面白い作品です。この精緻な総譜は、グラズノフの師であるリムスキー=
コルサコフにも称賛されました。ワルツを始めとした美しいメロディが満
載。もっと多くの方に聴いて欲しい隠れた名曲です。
 
あっけにとられるほどカワユイ音楽。以前聴いた「ライモンダ」よりもは
るかに。
ロココ調というのもわからんでもないし、民謡調も強いものの、なんとい
ってもバレエ音楽という時の軽い曲調の部分だけでできているという感じ。
そこがスゴイ。しかも、聴きづらさが伴うような曲ゼロですよ、ゼロ。あ
チャイコフスキーの超が付く有名バレエの3曲だってね、ワタシなんか
にゃ、鬱陶しいほど退屈な曲がごろごろあるもんね。
でも、いいアクセントになってるのは、民謡調かもね。 ドボルザーク

「スラブ舞曲」に似たようなのがちょろちょろあるのが利いている気がす

る。

そして最後に、オーケストレーション。カワユイと言ってもいろいろで、
微妙という以上にヴァラエティ豊か。
そんなことで、ロマン派のバレエなのに、飽きさせないのです。ほめ過ぎ
かなぁ。
ということで、「あっけにとられるほどカワユイ」と書いた。隠れた名曲、
ね。案外そうかもしれませんぞ。
 
さほど聴きたくなるなんてことはないような気もするが、時たま、これっ
てどんな音楽だったっけ、と思い出すために聴いてしまうかもしれない。
たくさんの素敵なメロディが、多すぎて覚えられない。
ワタシの好みとは少しズレているからなんだが、星の数は★4つでもかま
わない。実際、バレエ音楽が好きな方やバレエ関係には、けっこう好んで
いるかたがいるんじゃないかと想像します。
 

ジャケット写真では、ルーマニア国立管弦楽団という表記です。

このオケ、初めて聴きました。ルーマニアというとどうしてもチャウシェ

スク政権だとか、それを思い起こさせることを書いた米原万理さんのこと 
とか・・・そんなことしかとっさには思い出さない。テレビのニュースや
番組なんかでも出てくることがほとんどない。
MARCO POLOにはいくらか録音があるんやね。
もう35年ほども前の録音。NAXOSグラズノフの録音では、モスクワ交
響楽団のものが中心で、デジタルながら広がりのない、鼻の詰まったよう
なもの。それに比べると、こっちは厚みはないものの(曲がそうだからね)、
明るくてのびのび弾いている感じでね、好ましい。