休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ヤツラが出てくるにはまだ2か月以上あるけれど・・・

そう、クビアカのことです。

昨日(4/9)の新聞で、珍しや、クビアカツヤカミキリの大きな記事。

このへんじゃあ、サクラの花もほぼ散ってしまい、次は当然この話題

だろうと。

もうだいぶ有名になったとは思いますが・・・アピールするなら、忘

れられる前の、今のうち!

  (字が小さくて見えないでしょうが面倒なので、ゴメンナサイ)
 

 

はじめは羽曳野市の例を挙げて、いつも花見している桜が何本も切られた
ことに驚いたという話。(まあそんなもんでしょう)
少しおいて、桜の名所「吉野」が警戒をしていること。7キロ離れたとこ
ろで被害が見つかった・・・(遅いよ)
その次は大和高田市の「―千本桜」という名所がたくさんやられていたと
いうもの。
一昨年だったか法隆寺で、季節外れながらワタシも、やられている桜の樹
を見たからね、奈良県も相当やられているのは間違いない。
で、次は東京でも見つかったって。ある取り組みを始めているとかなんと
か。早速動いているんで、大阪なんかよりは機敏かも。
去年コンサートのついでに大阪城公園の脇の川べりの桜並木を少し歩いて
チェックしてみたのですが、季節ではなかったとはいえ、あの独特のフラ
ス(木屑)は見当たらなかった。想像するに、市内ではあまり被害が目だ
っていないもんだから、甘く見ているんじゃないかねぇ。
次は和歌山の「もも研究所」の方のコメント、「クビアカにとって日本は

楽園だ」とおっしゃっているのを載せている。同じバラ科ゆえ、当然ウメ

もしっかりやられる。

 
日本で初めて被害が確認されたのは、名古屋港だというから、韓国や中国
から樹や木材の中に入った状態でやって来たもののよう。
それが案外じわじわとしか広がっていない。成虫になってからせいぜい2
~3キロしか行動しないから広がり方が遅いのだ。カミキリムシの常とし
て(見りゃすぐわかる)飛ぶのはあまり上手じゃない。
とはいえ、どうだろう、2-3キロも行動すれば、もっと早く広がるような

気もするけどねえ、どうでしょう。

とにかくこいつらは、他の虫たち同様、必要な草や木を「嗅ぎつける」と

んでもないセンサーを持っている。(テレビでだったか、その手の驚愕の

実験を観たことがあります)

 

大雑把な分布図や拡散具合を見てみると、

  2012年 愛知/ 2013年 埼玉/ 2015年 群馬・東京・大阪・徳島
  2016年 栃木/ 2017年 和歌山/2019 年 茨木・三重・奈良
  2021年 神奈川/2022年 兵庫 以上13都府県
 
今年もクビアカ・ウォッチャーではなくクビアカ・ターミネーターを、犬の
散歩時だけなんだけれど、めげずにやれるだろうか。散歩をするだけでこの

ごろはかなり疲れるようになってきたもので。まぁ、モーティヴェイション

問題です。

 (この3年、毎年500匹平均をターミネートして来てはいます。人間都

 合のひどい殺生。自慢なんてする気はまったくありません。犬の散歩時だ

 けでこれだけの実績が上がるほどいるんだよってことを知ってほしい。)

人海作戦が手っ取り早いから、わが市も、なにか報償とかインセンティヴを

企画すればいいのに・・・なんて、子供っぽいでしょうかね。

でなきゃ、直径15センチ以上のサクラの幹に悉く、下から大人の背丈ぐら

いまで、このカミキリが、「入れない・出られない網状のもの」を巻くか。

時期は、このへんじゃあ、6月20日すぎから7月末ぐらいまでです。

隣の記事は、「神宮外苑 遅れる樹木保全策」。

 

 

以下は言わずもがな。

もう何度も載っけましたけどね・・・

一匹だと普通にこう(上)ですが、出てくるとすぐに産卵しようとする

からなんでしょう、こういう(下)交尾中のに出くわします。三分の一

から半分ぐらいの確率で。

二匹いっぺんにやっつけられる(叩き潰す)ので、効率はいいんですが、

やや失敗しやすい。(片方を逃がしてしまいやすい)

このカミキリが出す典型的なフラス(木屑)が下掲。

これ、見つけたら、幹の中に間違いなくいたのです。

さあ、知っているサクラの木が伐り倒されちゃったとか、無くなったと
気が付かれたら、ああアイツのせいなのか、と思い出してください。

満開時には、ダメになった「枝」がホントによくわかりました。

サクラの花を愛で続けたいとお思いなら、、、

シロスジカミキリほど大きくないんで、恐さはないと思います。ただ決

して動きがスローではありません。たいがいは大人の背丈ぐらいまでの

ところにいます。見つけたら、四の五の言わない!素早く判断して、そ

の場で殺してください!

 

(ワタシは今年は本当に自分のモーティヴェイションが心配)