休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ブラジル/マンハッタン・トランスファー

20240318(了)

BRASIL

  THE MANHATTAN TRANSFER

ソウル・フード・トゥ・ゴー(Djavan他) 歌Arr.:J・シーゲル+ジャヴァン
②ズー・ブルース(Djavan他) 歌Arr.:A・ポール
③ソー・ユー・セイ(Djavan他) 歌Arr.:C・ベンティーン、J・シーゲル、As;D・サンボーン
④カピム(Djavan) 歌Arr.:A・ポール、J・シーゲル、ジャヴァン、Ts;S・ゲッツ
メトロポリス(Ivan Lins他) 歌Arr.:A・ポール
⑥ヒア・ザ・ヴォイセス(Gilberto Gil他) 歌Arr.:J・シーゲル
⑦アクア(Djavan他) 歌Arr.:J・シーゲル
⑧ジャングル・パイオニア(Milton Nascimento他) 歌Arr.:J・シーゲル+ナシメント
⑨ノーツ・フロム・ジ・アンダーグラウンド(Ivan Lins 他) 歌Arr.:J・シーゲル
 
 CD/ジャズ系ヴォーカル/ⓅⒸ 1987 WEA/邦盤/中古
 <★★★★△>

これは10年前に聴いたCDの再聴・・・ 傑作!
 
ちょっと前に聴いた4枚組の最も出来のよかったもの(「ヴォーカリーズ」)
に、引けを取らない、いやむしろ凌ぐと言ってもいいアルバム。
順番も、その「ヴォーカリーズ」の次のアルバムに当たるので、なるほど、
一皮むけた時期に当たるんだと、納得しました。
 
ブラジルものといっても、決してサンバやサンバっぽいものばかりというわ
けではなく、単なるポップスというものも含まれていました。ボサノヴァ
なし。
また、サンバのアレンジもそれこそいろいろで、フュージョンやポップス風
のアレンジがうまく、ブラジル風味こそあるものの、そんなにこだわってな
いよーというようなつくりで、これが成功に繋がっていたと思います。
たった9曲とは言え、選び抜かれたものばかりのようで、ヴォ―カルとぴっ
たし。すべてとてもクォリティが高く、言うことなし。

 曲は、ジャヴァン(Djavan)という、ワタシ、ほとんど意識して聴いたこ
 とがない人のものが5曲。あとはイヴァン・リンスが2曲、ナシメント1
 曲、ジルベルト・ジルも1曲。
 ヴォ―カル・アレンジは7曲がシーゲル、2曲がアラン・ポール。先日ソ
 ロアルバムを聴いたベンティーンも一曲絡んでいました。
 
ヴォーカルは、アラン・ポールも悪くない(最後のトラック⑨は酩酊感を伴
うすばらしい出来!)けれど、アルバム全体としては、ジャニス・シーゲル
が、ヴォーカルアレンジもヴォーカル自体にも大活躍。⑦だったかな、高音
が、大好きなバーブラ・ストライザンドのものに似た感じに聞こえ、おおっ

という感じでしたね。彼女だけの出来のいいアルバムを何か聴きたい。

(つまり、シーゲルのことですが、ストライザンドのものを1枚、ずっと、

ほしいものリストに入れてあって、、こっちが先になるかも)