20220328(了) |
ミーツ エルヴィス・コステロ
/フォー・ザ・スターズ
ANNE SOFIE VON OTTER MEETS ELVIS COSTELLO
/For the Stars
①ノー・ワンダー(コステロ) |
②ベイビー・プレイズ・アラウンド(オリオーダン&マクナマス) |
③ゴー・リーヴ(マガリグル) |
④ロープ(フレッシュカルテット/コステロ) |
⑤ドント・トーク(プット・ユア・ヘッド・オン・マイ・ショルダー)(B.ウィルソン&T.アッシャー) |
⑥ブロークン・バイシクルズ/ジャンク(T.ウェイツ//P.マッカートニー) |
⑦ジ・アザー・ウーマン(J.M.ロビンソン) |
⑧ライク・アン・エンジェル・パッシング・スルー・マイ・ルーム (アンダーソン&ウルヴァエス) |
⑨グリーン・ソング(ヘンリソン/コステロ) |
⑩エイプリル・アフター・オール(R.セクスミス) |
⑪ユー・スティル・ビリーヴ・イン・ミー(B.ウィルソン&T.アッシャー) |
⑫アイ・ウォント・トゥー・ヴァニッシュ(コステロ) |
⑬フォー・ノー・ワン(レノン&マッカートニー) |
⑭シェイムド・イントゥ・ラヴ(マクナマス&R.ブレイズ) |
⑮ジャスト・ア・クリオ(フレッシュカルテット/コステロ) |
⑯ジス・ハウス・イズ・エンプティ・ナウ(バカラック&コステロ/コステロ) |
⑰テイク・イット・ウィズ・ミー(T.ウェイツ&K.ブレナン) |
⑱フォー・ザ・スターズ(コステロ) |
⑲ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド(J.F.クーツ&G.ヘヴン)<日本盤ボーナストラック> |
|
アンド アンサンブル |
録音;2000年&2001年 ストックホルム他 |
CD/ポップス/Ⓟ&ⓒ 2001 ドイツグラモフォン/ユニバーサル/ビ゙クター/邦盤/中古 |
<★★★△> |
エルヴィス・コステロという名で知られるミュージシャン、名前ぐらいは知 |
っているし、日本でも少し売れたものは覚えているものの、実際は才人とい |
う以外はどういう人かよく知らない。 |
感想を少し覗くと、このアルバムは、コステロのものと言っていいんだって。 |
クラシックのジャンルのたいへん有名なメゾソプラノ歌手の歌が主で、コス |
テロ自身の歌は、多くがオブリガート的なのにねぇ。 |
音楽の作りかた、アレンジや編成なんか、まあそもそもオッターを起用する |
という企画も、プロデュースも、全部なんだろうな。 |
トム・ウェイツの〈Broken Bicycles〉とP・マッカートニーの〈Junk〉を合わ |
せて、まるで一つの曲のようにやってるのなんか(⑥)、ものすごく凝って |
る感じ。一つ一つ書いてたらタイヘン! |
きっとすごい人なんでしょう。 |
でもね、これってワタシの好き嫌いだけですから、、、すごい人かどうかな |
んてどうでもいい。 |
ワタシが期待したのは、いろんな歌い方が聴けるというようなもの(本当は |
オペラっぽいもの・・・)でしたが、オッターの歌い方は、なんと多くが地 |
声。しかも、沁みるような歌詞をそのように歌うか、そうでない歌詞のもの |
も沁みるように歌うか。「沁みる」は「しみじみとした」と言ってもいい。 |
いずれにしろ感情が強く出ないよう抑えて抑えて、しんみり歌うことに徹し |
ている。リズムがとれるのは2曲ぐらい。これって案外珍しいんじゃないの |
かなぁ。地声で通しているので、知らない人は、これが名オペラ歌手だなん |
てわからないに違いない。 |
抑えても表現力はさすがで、やっぱり、上手いなぁと思ってしまうんだけれ |
ど、こういった表現力の行きつく先は、ワタシにはストライザンドなのです。 |
聴けば聴くほど意識しました。あのくらい臭くってもいいんじゃない? |
最近ストライザンド聴いたから余計そう感じたのかもしれない。 |
だから・・・うーん・・・まあ、素敵な普通のアルバムだったかなぁ。 |
印象はこんなところです。 |
点数甘いかも。 |
オペラ歌手というと・・・ |
今季、アンナ・ネトレプコ(ロシアの有名なソプラノ)が、メトロポリタン |
歌劇場から外されてしまったと少し前に新聞で読みました。 |
「・・・鮮明に「反プーチン」を表明しないからだ・・・」と書かれている。 今季だけで済めばいいが。 |
メットの録画の映画で何度か観てますが・・・プーチンに近いかたとして知 |
られているとは知らなかった。プーチンの批判はなさらなかった(何も言わ |
れなかったということかもしれません)ので、外されてしまったんでしょう。 |
おそらく、ロシア以外では当分歌えないんじゃないかな。 |
(オッターとコステロ以外は「アンド アンサンブル」の面々なんでしょう)
(この写真、えらく不自然、、、合成やね)