マンハッタン・トランスファーの歌手をソロで
20240304(了) |
シングズ・ワルツ・フォー・デビー
シェリル・ベンティーン(vo.)、ケニー・バロン(p.)、レイ・ドラモンド(b.) |
録音:2004年4月、ニューヨーク |
2005年/CD/ジャズ・ヴォーカル/キングレコード/邦盤/(Paddle Wheel)/中古 |
<★★★☆> |
マンハッタン・トランスファーを5枚分聴き終わったら、中の歌手も聴いて |
みたくなって選んだアルバムです。 |
リズムセクションはドラムレス、非常に品のいいピアノに支えられて、歌も |
きわめて品がいい。マンハッタン・トランスファーの時にも、べンティーン |
さんは最も地味な存在だった気はするけれど、これを聴くと、とても正確な |
歌唱でグループを支えていたみたいな感じ。実際にはソロもしっかり取って |
いたいたけどね。でも、もう一人のキーキーキャーキャーと派手だったりコ |
ミカルだったりしたジャニス・シーゲルと比べたら、タイプはあまりにも違 ってました。 |
すべてスタンダード・ナンバーで、ワタシでも知らない曲はありません。 |
ミディアムテンポのままのものなんか一曲ぐらいしかなく、それ以外はスロ |
ーテンポにアレンジしている。 |
歌い方も地味もいいところですが、とても安定したもので、それが新鮮だっ |
たんでしょうか、「スイング・ジャーナル」選定のゴールドディスクに選ば |
れ、ついでに録音までも賞を獲っている。 |
さもありなん。 |
ビル・エヴァンスで有名な「ワルツ・フォー・デビー」は最後に入っていま した。 |
ソロアルバムはこれが初めてなので、他のタイプのものもチャンスがあった |
ら聴いてもいいな。 |
でも次はジャニス・シーゲルですか。 |
「マン・トラ」としては、ベンティーンさん、ジャニス・シーゲルと一緒に |
なって、キーキーキャーキャーという声もちゃんと出していたんだなぁ。ち |
ょっと不思議な感じ。 |