休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ブラジル・プロジェクト 2/ トゥーツ・シールマンス

20250826(了)

                 TOOTS THIELEMANS

            The Brasil Project Vol.2

    トゥーツ・シールマンス(ハーモニカ&?)
  CD/1993年9月/ブラジル・フュージョン/BMGビクター/Ⓟ&Ⓒ Private/
  邦盤/中古(いただきもの)
  <★★★★△>

 

いただいた第1集に当たるトゥーツのブラジルものの鑑賞記に、第2集もあっ
たらくれへん? なんて書いたら、ホントにあったらしい。送ってくれた。
第2集は邦盤でね、歌詞の邦訳がついている。販売は「BMGビクター」‼ 古‼ 
この呼び名の会社、勿論もうない。車内でのんびり聴くことにしましょう。

  

          

トゥーツ以外のメインのアーティスト(多く作曲者)と簡単感想・・・
1,イヴァン・リンス; 5:27                   ◎
つねにこれぐらいのレベルはほしい!と思ってしまう、いいサンバですね。
トゥーツの演奏も、このアルバム中の白眉じゃないかな。
2,エドゥ・ロボ; 3:33                     △
優しく語るオッサンのしっとり系。サンバでもボサノヴァでもない。
3,イリアーヌ・イリアス、O・C・ネヴェス; 3:15         〇
この時点でA・C・ジョビンはぎりぎりご存命だったかもしれないが、ここに

はいない。ムードオケによるボサノヴァ。この曲知ってる気がする。このム

ード!

4,ドリ・カイミ; 3:30                       〇
名前は知っているが、どういうものかあまり聴いたことがないかた。オッサ

ンのスロ―なサンバ、スキャット。才気煥発ではないけれど、いい曲、いい

演奏。

5,ミルトン・ナシメント; 3:06                   〇
大物ナシメントのボッサ風ポップスで、明るくおおらか。この方はもうちょ
っと先鋭化してゆかれるんじゃなかったでしたっけ。これは聴きやすい。
6,ジルベルト・ジル; 4:21                      〇
ナシメントなんかに比べると古いタイプの大御所のサンバ。バックのムード・
オケが心地よい。似合っている。
7,リトナー、O・C・ネヴェス、M・アイシャム; 5:16         〇
ほとんどのトラックでアレンジとギターを担当しているネヴェスのボサノヴ

ァ曲。リトナーもいいが、アイシャムのトランペットが意外に合うんやねぇ。

ただし、ブラジル色は薄れてしまっている。
8,ジョアン・ボスコ; 2:58                      △
スローでメローなボサノヴァとムードオケ。ま、ムード音楽。だけどワタシ、
こういうのも結構好きです。ボスコじゃなく、アレンジのこと。
9,シコ・ブアルキ 3:39                      ◎
ブアルキの剽軽に聞こえる独特の鼻声サンバで、いいですね、この方、いつも
こんな感じのイメージやけど。トゥーツもいい。
 
ここまでだと、(1)と(9)がいいな。中には聞いたことのある曲もあるだろ
う。さて、ここからは間違いなくワタシも知っている4曲で、知っているから
という理由とは関係なく、名曲ばかりだと思います。
 
10,カエターノ・ヴェローゾ; 3:47                  ◎
この大立者のちょっとべたっとした名メロディ、これ大好きです。ムードオケ
が付いていようがいまいが、魅力は変わらない。
11,イリアーヌ・イリアス、O・C・ネヴェス; 3:19          ◎
はい、(3)同様ここにも当然A・C・ジョビンはいません。凝った導入で始ま
る名曲「ワン・ノート・サンバ」。イリアーヌさん、いいですね。
12,ジャヴァン、D・グルーシン; 5:16                ◎
こうしっとりやっても、名曲は名曲。これも大好きな曲。ジャヴァンの歌もい
いし、バックがグルーシンのピアノだけというのもちょっと変わっているが、
悪くない。10に負けない名メロディ!
13,ルイス・ボンファ; 3:38                     ◎
これはとっくにクラシック。トゥーツは口笛だけ。2枚のアルバムを、これで締
めたのは、一応わからなくもない。どこか一抹の寂しさ、寂寥感がふっと漂う
気がする。サンバにはそんな効果ってあるんだよな。(と書くと、まるでモーツ
アルトみたいでヘンか)
 
シールマンスの「ブラジル・プロジェクト」2枚。ブラジルものとしては甘く
し過ぎだと感じるむきもあろうが、こんなに高級なケーキみたいに仕上げられ
たムード音楽も、たまにはいい。