休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『ブラックライト』

20240305(了)

映画『ブラックライト』

  監督:マーク・ウィリアムズリーアム・ニーソン/エイダン・クィン
  2022年製作/104分/オーストラリア/原題:Blacklight/DVDレンタル
  <★★★>

アメリカ映画かな。 違った、オーストラリア映画でした。
FBIの裏街道を歩いてきて、もはや超ベテラン。極秘任務として潜入捜査を
やっている人間を助けるのが仕事。裏稼業。そういう場合もフィクサー
いうんですね。結果的には国やFBIのためにならない人間や状況を排除する
というようなことのよう。
 
ベトナム戦争で犯したミスのためにその仕事に入ってしまって、つまると
ころそのミスをずっと引きずって来たみたい。で、今や孫もいて、オジイ
チャン。ハードな仕事だったために、家族をないがしろにしてきたもんだ
から、せめて孫には尽くそうと考えている。
そんな時、現在のFBIの暗部に疑問を持った若い同僚が、孤軍奮闘、情報を
明るみに出すべく動き始めたら、それをもみ消そうというする陰の部隊が
迫ってくる。

そうしたことを、このベテランも知ることになり、調べ始めるというよう

な流れ。

他に出てくるのは、このベテラン職員の娘と孫、彼とは因縁のあるFBI長官。
長官のそばに影のようにいる職員。若い同僚が情報を伝えようとする新聞
社の女性記者。あとは、話に出てくる初代FBI長官フーバー・・・

 

幕開けは、人気のある若い女性政治家が集会で政府批判をぶち上げたあと、

車にはねられて殺されるところから。
巨悪なるものが案外お粗末で、突っ込みたくなるところは多かったものの、
普通に楽しめました。見どころは、やっぱり主役が「オジイチャン」であ
ることやね。頭の働きも体の働きも、キレがとぼしい。画面が途切れるよ
うになるのもその表現かも。
あるのは経験やテクニックの引き出しの多さ。果たして、真実にたどり着
き、悪をくじいて家族を守ることはできるのか・・・
 
そうそう、FBIを「こんなふうに」描けるもんなんですねぇ。
例えばフーバー長官ゆかりの方々なんか大丈夫なんかいな。
オーストラリア映画だから?
 
リーアム・ニーソンだけでなく、ニコラス・ケイジブルース・ウィリス
の新作DVDがまだ毎月のようにレンタル屋の新作コーナーに並ぶ。ちゃん
とチェックしているわけじゃないけれど。この状態、随分長いと思う。
ウィリスなんて、もう引退というか、出ないと宣言してだいぶん経つのに、
なんだかんだと見かけている感じ。ジェラルド・バトラーも彼らに準ずる
かしらん。大半B級と言っていい作品のようです。ま、よくは知りません。
ワタシ自身はというと、彼らの作品は特に嫌いってわけじゃないのだけれ
ど、週1作のペースでDVDを観る中には、なかなか入ってこないのね。ど
こか、芯を外したようなものを観たくなる傾向があるのです。(彼らのも
そうなんだけど)その尺度はうまく言えないのですけどね。
考えてみると、音楽の聴き方も、そうした傾向があるかもしれないです。
 
さて、今やネット関係でないと観られない作品が増えてしまって、DVDで
観たいものを選ぶのは何度か書いているように結構大変(嘘。安直に選ん
でます)なんだけれど、彼らの出演作は、どういうものか、たいていまだ
DVDで観ることができるようです。なんとなくその理由はわかるような気

がするのですが、気がするだけでうまく言えそうもない。どなたか、わか

りやすく説明してほしい・・・

(なんてね)