休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』

イメージ 1
20170827(了)
映画『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
  LEMONY SNICKET'S A SERIES OF UNFORTUNATE EVENTS
  *映画/監督:ブラッド・シルバーリング//ジム・キャリー/エミリー・ブラウニング/
    リーアム・エイケン/ティモシー・スポール/キャサリン・オハラ/ルイス・ガスマン/
    ビリー・コノリー/メリル・ストリープ/ダスティン・ホフマン/ジュード・ロウ(声)
  *原作:レモニー・スニケット
  *音楽:トーマス・ニューマン
                    (2004年/米映/109分)DVD/レンタル
   <★★★>

借りようと思っていたものが、借りられていたので、じゃあちょうどいいとい
うことで、これ、サントラに書きつけた通り、借りてみた。
(映画.com解説から) 世界的ベストセラーの児童文学「世にも不幸な出
来事」シリーズの最初の3作を、「キャスパー」のブラッド・シルバーリン
監督が映画化。孤児となったボードレール家の3人の子供たち、14歳の
発明家バイオレット、その弟の読書家クラウス、なににでも噛みつく幼児
サニー。3人は知恵と勇気で、彼らの遺産を狙う親戚オラフ伯爵の陰
謀に対抗していく。ジム・キャリーが原作の挿し絵そっくりの特殊メイク
でオラフ伯爵役を怪演。
そうね、知恵と勇気。ここぞというとき、お姉ちゃんは物理の素養を発揮す
るし、弟は猛烈な読書量で、百科事典的(古いか・・・)に記憶をしていて、
間一髪うまい具合に必要なことを思い出して役立てる。
幼児サニーは何にでも噛みつく以外に、恐らくものすごく頭がよく、発する
声にはちゃんと然るべき意味があるようで、画面にはその意味が載るの
がおかしい。このことが最も笑える。小説でも、まあそんなふうに意味がカ
ッコつきで書かれていたりするんじゃないのかな。
3人の親の代わり~養育者になって大金をせしめようというオラフ伯爵の
悪意は十分本物なのだが、あたかも3冊分の3つの作られたキャラを見事
に演じ分けるほうに主眼があって、それを楽しめばよろしい、というふうに
見てしまう。
初めての子供さんはともかくとして、映画をちょくちょく観る人にとっては、
まあ、ジム・キャリージム・キャリーなのであってね、中で兄弟が変装を
すぐに見破るのに、弁護士はオラフの悪事が発覚してからでないと気が
付かないというのは、‘約束事’として理解はするが、ちょっとつらい。3冊
をまとめたからだろうか、大変装が3回繰り返される。あと10冊分あって、
繰り返されたら子供(あるいは孫)と一緒でないと観る気にはならんと思う
が、どうか。
で、音楽。
これがねえ、敏感に合わせてあって、おおむね適合しているように感じたも
のの、でも、どう言えばいいのかわからないけれど、どこか引っかかるよう
なところが若干。つまり・・・ジム・キャリーと合わないというような。
映画に合わせた音楽としてでなくても、楽しめちゃったことになるのではな
いか!(と、これは理屈になっていない)