休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『ハウスバウンド』

20240308(了)

映画『ハウスバウンド』

 ジェラルド・ジョンストン監督/モルガナ・オライリー
 2014年製作/107分/PG12/ニュージーランド/原題:Housebound/DVDレンタル
 <★★★△>

「ブラックライト」の時にカミサンが借りた物。ニュージーランド製。
家庭に、田舎に、我慢できずに腹を立てぶつかり、家を飛び出したはねっかえ 
り娘。目つきが鋭く、いたって気が短い乱暴もの。顔つきも(化粧も)きつい。
若そうながら年齢不詳。もっとも、良くも悪くも度胸はあるみたい。
 
しかし、事件を起こした結果、保護観察になり、実家へ戻され軟禁状態同然に
なる。7か月間は基本家の周りから外へは出られない。発信器を付けられてい
て、たまたま近くに住む監察官(⁉)が監視している。
 
ところが、実家というのが、以前に女の子が惨殺されたといういわく付きの建
物で、それかあらぬか、家の中ではまるでお化けがいるような現象が再々起き
る。保護観察の彼女は、なんと監察官も巻き込んで調べ始めることになってし
まう。まずはお隣の男がえらく怪しい・・・
 
見えているキャラは、本人と母親と継父、観察官、お隣の男、心理カウンセラ
ー、警官二人、ぐらい。見えないキャラは、、、言うわけにはいかないですね。
 
このはねっかえり女が主役。登場した時のヤバさは相当なものだったのですが、
そんなキャラの彼女が探偵役にシフトしてゆくというのはなかなか新機軸かも
なぁという感じでした。
全体的には、ちょっとタガが外れたような、コミカルなテイストが漂っていて、
そのことが、幽霊現象やその先へ、無理なく進んで行くエンジンの一つとして
働いていたように思います。
 
ジャンル的にはこれまでにもあった気はしますが、肌合いがワタシには珍しい
感じだったからでしょうか、ご都合主義やパロディなんかがいろいろあっても、
十分楽しく観ることができました。

 

ジャンルとしてはまあまあ近いと言えそうな作品を思い出しました・・・
2015年ごろのオーストリア・スイス合作映画『吸血セラピー』というふざけ
たタイトルの作品をメモしていて、レンタル屋に頼んだら、確か取り寄せは
できないと言われた。DVDはダメなんだろうが、ネットでは観られるかもし

れないと思ったまま放置しているわけですが、まぁこんなのばかりになっち

ゃいました。

(また書いてしまった・・・)