休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『キャッシュトラック』

ジェイソン・ステイサムらしい作品

20230117(了)

映画『キャッシュトラック』

  ガイ・リッチー監督//ジェイソン・ステイサム/ジョッシュ・ハートネット/
   ホイト・マッキャラニー/ジェフリー・ドノバン/スコット・イーストウッド
  2021年製作/118分/G/米英合作/原題:Wrath of Man/DVDレンタル
  <★★★☆>

日本語訳の「現金輸送車」のほうがニュアンスがあってワタシはいいと思うけ
れど、いや、別に拘るこっちゃない。 wrath:激怒、復讐、天罰
現金輸送をする会社が舞台。警察やらFBIなんかとも繋がりはあるようだが、あ
くまで民間の会社。輸送する警備の連中をたくさん抱えており、彼らはおよそ
はかなりのモサ。社屋は金庫や牢屋の集まりみたいな建物で、ハイテクにも守
られ、難攻不落なようにも見える。
 
そこへ禿のオッサンが一人、就職希望でやってくる。立派な経歴(実は偽物)
なので、テストはぎりぎりの成績だったが、すぐに採用される。いかにも何か
あるぞって雰囲気。それがステイサムなので、当たり前と言えば当たり前。
いきなりの仕事で輸送車が襲われるのがヘンだけど、ものの見事やっつけちゃ
う。(日本の警備会社だと、飛び道具なんて持ってないし、危ないと思ったら
逃げろって教えられる)実力の片りんを見せつけるが、周りはビギナーズ・ラ
ックとしか見ていない。一体なんでこんな仕事に?と観ているこっちは期待感
一杯、てのも普通ならヘンか。
映画の最初に、オッサン・ステイサムが入社する前に起きた輸送車襲撃事件が
描かれるんだが、それがあとで更に2回も回想される。視点がそれぞれ違うの
で、くどくはない。
「ハハァ、これが坊主頭のオッサンが入社してきた理由かぁ」と分かってくる
仕組み。
しかし、ステイサムをボスと呼ぶ連中もいるのね。彼は一体どんな集団の、あ
るいは会社のボスなの? わからなかった。どうもワタシ、見逃したのかもしれ
ない・・・
 
彼の(演技のいらない怒ったような)仏頂面とタイトル(原題の)でわかるよ
うなものですが・・・これ以上書いたんじゃ白けるでしょうからやめときます。
彼の採用を推す総務か人事の係ににエディ・マーサンが、FBIのエラそうな奴に
アンディ・ガルシアが扮していました。お二人、ほとんど働きませんでした。
クリント・イーストウッドゆかりらしい俳優は、目が御大にちょっとだけ似て
るんだ・・・ 「そういう」映し方までやったんで、それって、笑いのネタだっ

たんだろうなぁ、きっと。 

楽しく観ました。