休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『ガンズ・アキンボ』 

20210912(了)

映画『ガンズ・アキンボ』 

 ジェイソン・レイ・ハウデン監督//ダニエル・ラドクリフ/サマラ・ウィービング
 2019年製作/98分/R15+/イギリス・ドイツ・ニュージーランド合作/
 原題:Guns Akimbo/DVDレンタル
 <★★☆>

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<映画.com>解説から ; ・・・ゲーム会社でプログラマーとして働くマイルズ
は、ネットの掲示板やコメント欄に過激な書き込みをして鬱憤を晴らしていた。
ある日、マイルズは本物の殺し合いを生配信する闇サイト「スキズム」に攻撃
的な書き込みを繰り返し、サイトを運営する闇組織のボスを怒らせてしまう。
組織に襲撃され気を失ったマイルズが目を覚ますと、両手にボルトで拳銃が固
定されていた。さらに元恋人も人質にとられたマイルズは、「スキズム」で最
強の殺し屋ニックスに24時間以内に勝てば解放すると言い渡される・・・
 
ゲームをプログラミングする人間が、まるでゲームの中のような世界に放り込
まれて、「まるで仮想現実のような」現実を生かされる。それを、現実と半ば
知りつつも観ている人間がいる。「あたかも仮想現実のように」そこで繰り広

げられる殺し合いの世界を、多くの人間がリアルタイムで一喜一憂しつつ楽し

む。

作る(配信する)側の思うつぼで、それがどんどん世界中に広まって、更にす
さまじい数の人間が楽しんでしまう。
ありがちなパターンながら、オチも一応ある。
 
ストーリーやこういった世界を造り出して配信する連中は、確かに闇組織っぽ
く、ヤクザの副業風。でもこういうありようもいかにも陳腐なパロディー。
皮肉満載。警鐘もあるけれど、むしろおちょくり。
でもまあ、「今考えつかないで、いつ考えつくの!」と言わんばかりのストー
リーであり、映画ですね。
本としては読んだことはないように思いますが、スラプスティックSF短編小
説といった趣でした。
 
実はカミサンが、「ハリー・ポッター」のラドクリフだからというので借りた
もの。結果、カミサンのコメントはなし! なんかちょっと怒ってたみたいでし
た。(後で聞くことになったところ、意外や、案外楽しかったらしい。)
ラドクリフといえば、脱力するほどバカバカしくもオモロイ『スイス・アーミ
ー・マン』という出演作があって、ここに感想も書きました。案外それで(こ

んなのにも)出てくれるんじゃないかと出演を打診されたのではないか・・・

(これは妄想です)