休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

シャーリー・ホーン・ウィズ・ストリングズ/ヒアズ・トゥ・ライフ

20230602(了)

SHIRLEY HORN With Strings

       /Here's to Life

シャーリー・ホーン・ウィズ・ストリングズ/ヒアズ・トゥ・ライフ

①Here's to Life 5:36
   A Butler - P Molinary
②Come a Little Closer/Wild Is The Wind 7;23
   J Wallowich/D Tiomkin - N Washington
③How am I to Know 3:23
   J King - D Parker
④A Time for Love 6:44
   J Mandel - P F Webster
⑤Where do you Start? 4:36
   J Mandel - A & M Bergman
⑥You're Nearer 3:31
   R Rodgers - L Hart
⑦Return to Paradise 5:08
   D Tiomkin - N Washington
⑧Isn't it a Pity? 5:47
   G & I Gershwin
⑨Quietly there 6:08
   J Mandel - M Ames
⑩If You Love Me 6:02
   M Monot - G Parsons
⑪Summer(Estaté) 7:38
   B Martino - J E Siegel
 
 シャーリー・ホーン(vo.&p)
 チャールズ・エイブルズ(b)
 スティーヴ・ウィリアムズ(ds)
 ウィントン・マルサリス(tp. ④⑨)その他オーケストラ、ヴァイヴ、シンセ等
 ジョニー・マンデル(プロデュース&アレンジ)
 CD/ジャズ・ヴォーカル/Ⓟ&ⓒ 1992年 PolyGram Records/Verve/輸入/中古
 <★★★★△>

映画音楽もこなしたジャズ系作曲者で編曲者ジョニー・マンデルのアレン
ジによる、ちょっと遠目で豊かに鳴るホールトーンと共に、シーンともチ

ーンとも聞こえるストリングズが特色。勿論シャーリー・ホーンの「ジャ

ズ」アルバム。これはジャズなんかじゃないというかたも必ずいるね。

 
歌唱もオケも実に美しい。
そう言ってしまえば、もう、それでおしまいなんですがね。
 
ワタシ、シャーリー・ホーンは、ちゃんと聴くのは初めてです。
たしか、ゴンチチの番組でこのアルバムのどれかを聴いて印象に残り、欲
しいものリストに載っけていました。
もうどれを聴いて気に入ったかは忘れてしまいました。①か③あたりかな。
ちなみに、マンデルのオリジナルは④⑤⑨。
②と⑦には映画音楽の雄ディミトリ・ティオムキンの名があります。間違
いなく映画音楽の挿入歌なんでしょう。
⑩は知らない人などいないほどの有名曲ですが、このアレンジや歌い方で
は全くシャンソンに聞こえないのが面白い。
 
11のトラックは③と⑦のミドルテンポを除き、すべて、スローテンポか
超スローテンポというアルバム。
ホーンの歌唱は音程確かで声量もあるんだろう、超スローテンポでもほと

んど崩れることがないし、音楽的にも全くダレない。美しいという表現以

外の言い方をするなら、、、ひたすら優しい、かな。

 
タイトル曲①だけ、ストライザンドの歌唱も聴いてみました。
ぞくぞくするものでした。これがピアノ伴奏スタイルでなきゃ、バーブラ
に軍配を挙げるところですが、マンデルのアレンジが優れものなので、総
合的にはホーンさんでしょうか。ワタシの場合はそうなってしまう。
 
  ジョニー・マンデルが担当した映画のサントラ『動く標的』や『ポイ

  ント・ブランク』はYouTubeでなく、CDのアルバムでほしい。犬なん

  か飼ってて贅沢言うんじゃないと怒られそうですが、高すぎ!ま、希

  望は希望です。