休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『アナイアレイション 全滅領域』

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20190521(了)
映画『アナイアレイション 全滅領域』 Annihilation
  アレックス・ガーランド監督&脚本//ナタリー・ポートマン/
               ジェニファー・ジェイソン・リー/ジーナ・ロドリゲス/
         テッサ・トンプソン/ツバ・ノヴォトニー/オスカー・アイザック
  音楽:ベン・サリスベリー、ジェフ・バーロウ
  2018年/米・英合作/115分/DVDレンタル
  <★★☆>
<映画.com解説から> エクス・マキナ」の監督・脚本を手がけたアレック
ス・ガーランドが ・・・ SFファンタジー作家ジェフ・バンダミアのベストセラー「サ
ザーン・リーチ」を実写映画化したSFアクションスリラー。不可解な現象が起こ
る謎の領域「エリアX」がアメリカ国内の海岸地帯に拡大。現地に調査隊が派
遣され、元兵士の生物学者レナの夫も加わるが、彼らは音信不通となり行方
不明になってしまう。やがてレナの夫だけが生還したものの、瀕死の重傷を負
っており昏睡状態に。レナは夫の身に何が起きたのか突き止めるべく自ら調
査隊に志願し、エリアX内部の未知の領域に足を踏み入れる。そこで彼女が
目撃したのは、生態系の突然変異によって生まれた異様な景色と生き物たち
だった・・・
原題は‘全滅させる’の名詞形。なので、サブタイトルに使ったよう。それじゃ
ダブってるけどね・・・
映画の出来はともかくとして、非常に‘SF’っぽい。
サイエンティフィック&ファンタジック・フィクションというより、昔からの邦訳「サ
イエンス・フィクション」(空想科学・・・)という言い方のほうがピッタリ。
それにスリラー風味も――遺伝子の話にまつわる生物学的な常識をあっさり
超えてしまって、ゲテモノ染みているので――確かに醸されている。
で、まあそんな話で、って、何も分からんでしょうね、、、
映像のカラフルさは、どぎついがゆえにややチープな感じはあって、『エクス・
マキナ』ほどの映像美とまでは行かなかったものの、それなりによかったと思
います。もっとも『エクス・マキナ』の映像も、すごかったのは屋内でのシーン
であって、屋外のシーンでは、特にすごいものでもなかったかな。
ともあれ、しっとり、あるいはじっとリした雰囲気に貢献しています。
役者はそういうホラー的な雰囲気に合わせて熱演しています。でもちょっと空
回り気味に感じたのは、じっとりした雰囲気はいいとしても、テンポが間延びし
がちで、キレや緊張感のあるサスペンスにはならなかったな。そういうものは
目指してなかったのかしらん。 
音楽担当には二人の名があって、ナルホド。
映画と同じで、出来はともかく・・・前半は70年前後ごろのフォークギターっぽい
音(楽曲もそう)が多く、後半では尖って無調やセリーっぽくなります。
後半はそれなりに‘効果’はあったようですが、前半のほうは、どういう意図で
こういうサウンドを選んだのかよくわかりませんでした。
どうでしょう、全体に製作費が足りなかったのでしょうか。
SFが続きました・・・