休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

クラシック音楽系の話、二つ


6/5(水)
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大阪国際フェスティバルの記事は5/24のもの。
かなり前の情報から、『サロメ』には興味がわいていたんでした。
外国のオケでないからか、値段はそれほどでもなかったんだけれど、METの
映画を見てきていて、コンサートに回す費用はなし。
指揮の尾高忠明さんが体調不良で、シャルル・デュトワさんに代わった。
デュトワさんのR・シュトラウスは聴いたことなかったなぁ・・・
それと、隣に載っているティーレマン/ウィーン・フィルの値段!!! 世界最
高峰オケの一つなんだから当然とはいえ、金持ちの値段やね。貧乏人用の
音楽じゃないのかもね。
サロメ』の演奏会形式、6月8日か。どっちみち仕事で行けない。

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これはハンブルグの新しいホール(エルプ・フィルハーモニー)のことから
始まった議論らしいが、古くはベルリンフィルハーモニーも変わったんだっ
た。設計者は豊田なにがしという日本の方。
こうしたホールと豊田氏の話題は、確か2-3年前にも朝日の記事として
読んだ記憶がある。
で、ハンブルクのほう、「大地の歌」を演ったら、客席から声が上がった。
テナー(ヨナス・カウフマン)の声が聞こえねぇ!という。やじった客はその
まま退席しちゃった。これは当然舞台の向こう側の席での話。
カウフマンも、これはホールが悪いんだと応酬。
古いのは「ジュークボックス型」、そしてこの問題の「ワインヤード型」。
ワインヤード型の場合、舞台より奥のほうが聞こえにくいのは本当だろ
うな。日本の設計者がエラそうなことを言っているのはどんなものかねぇ。
とにかく、使いこなすには(って変な話だが)、工夫がいるようだ。
  ・・・「ぶどう畑型は聴衆の視線が集まる指揮者のエゴを満たすにはいい
  が、音響的には不完全」 
といった指摘がある。
ゲルギエフのコメントも載せていて、ホールは楽器と同じで、音響技術を使
いこなす指揮者が必要だ、なんて言ってる。
  音響でよく言われるのがホールの残響時間だが、豊田氏によると、優れ
  た音響には原音と壁などに反射した音が混ざり合う「初期反射音」のほ
  うが重要。残響時間はホール内のどこでも同じだが、初期反射音は席
  の位置によって異なる。ぶどう畑型では、この反射音を得るため、客席を
  ブロックごとに分けて客席の近くに壁を作っている・・・
そうなんだね。でも、こんな大事なこと、ワタシャぜんぜん知らなかった。ハズ
カシ。(いや・・・でも、ほんとにそうなのかなぁ・・・)
この豊田さん、ロンドンでも新しいホール設計を請け負っているそうだが、上
記件のこともあってだろう、形式は未定なんだって。