休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

猫のダヤン 迷い込んだマエストロ/中西俊博

20241123(了)

猫のダヤン 迷い込んだマエストロ

中西俊博

The MAESTRO strayed into the Wachifield

/TOSHIHIRO NAKANISHI

  1.  プロローグ
  2.  時のおくりもの
  3.  ダヤンのたんじょうび
  4.  マージョリーノエルがやってきた
  5.  光のおくりもの
  6.  ダヤンのおいしいゆめ
  7.  イワン,はじめてのたび
  8.  魔女がひろった赤ん坊
  9.  闇のおくりもの
  10.  チビクロパーティ
  11.  マーシィとおとうさん
  12.  ダヤン,ふたたび赤ちゃんになる
 
          中西俊博    製作・作曲・ヴァイオリン&その他楽器・アレンジ  
   鉢山電脳雑技団  アレンジ・全楽器&Vox
   ・・・・・
   Art Works  池田あきこ
     2000年/CD/ヴァイオリンムード/日本コロムビア/邦盤/中古
   <★★★☆>

  池田あきこ原作絵本『ダヤンの不思議なおくりもの』(CD-ROM)に収録さ
  れた全11曲を待望のCD化。わちふぃーるどの魅力と不思議を、マエス
  ロ中西俊博のヴァイオリンが語りはじめます。(帯惹句)
 
子ども用のファンタジックなお話のようで、ワタシはまったく知りません。
 
  ここは異次元にある不思議な世界、わちふぃーるど
  動物たちは立って歩き、言葉を話し、時はゆっくりと流れ、
  妖精や魔女たちが活躍する魔法の国です。
  ミステリアスなダヤンの瞳に魅せられて、
  迷い込んでしまったマエストロが、
  ダヤンと仲間たちが繰り広げる愉快な物語を奏で始めます。
 
表紙とは違って緑が基調の絵と共に、上記のような文章が書いてあって、次の
ページには、上記の曲名と共にストーリーめいたものが載せてあります。
エストロというのは中西俊博のことのようで、彼のかなり個人的な思いの籠
ったアルバムなんでしょな。でもまあ簡単に言えば「イメージ・アルバム」。
はい、思いなんぞわかりゃしないので、あとは聴いてみるだけ。
 
ストーリーや曲に合わせての感想はできませんでした。猫のことだし・・・て
のは冗談です。でもまあ、、、知らない映画のサントラを聴くのには近いでし
ょうね。中西で多いずり上げ・ずり下げ、テンポルバートがたっぷりですが、
自作だし、よほど合っているのか、しつこく感じることは全くなかった。
音楽のベースは、ディズニーを思わせるおとぎ話やファンタジー、20世紀前
半の主にアメリカの音楽(ラグタイムその他のポピュラー音楽)、ワルツ系ほ

かおふざけの音楽等々、当然というべきか、たいへんノスタルジックでもあり

ました。

編成は、アコースティックは基本、ヴァイオリンとピアノだけ。ウクレレのよ
うな弦楽器もありましたけどね。で、様々な管楽器や打楽器やピアノ以外の鍵
盤楽器などは、ほとんどがシンセやコンピュータによるもの。ぶ厚い音は作ら
ない。おそらくは小人数だと思うけれど、始めに載せておいた「鉢山電脳雑技
団」なる団体の面々が担当したと思われる。中西自身も、ヴァイオリン以外に
もいくつか担当したんじゃないか。おそらく打楽器とギター系。
 
こんなんで伝わりましたかねえ。無理でしょうねえ。
ワタシはけっこう気に入りました。