休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ワーグナー《ワルキューレ》 3幕(METライブビューイング)

20190516(了)
  METライブビューイング2018-19 第9作
  ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場 上演:2019年3月30日
 
ワーグナーワルキューレ》 3幕
 
  指揮:フィリップ・ジョルダン  演出:ロベール・ルパージュ
  ブリュンヒルデ; クリスティーン・ガーキー(sp)
  ジークリンデ ; エヴァ=マリア・ヴェストブルック(sp)
  ジークムント ; スチュアート・スケルトン(tn)
  ヴォータン  ;  グリア・グリムスリー(b-br)
  フンディング ; ギュンター・グロイスベック(b)
  フリッカ    ; ジェイミー・バートン(ms)
 
  (鑑賞 2019年5月16日、なんばパークスシネマ、17:00~22:00 

 

MET(2018-19シーズン)のオペラの映画化。
3つとばしましたが、ずっと気にしていた「ヴァルキューレ」、カミサンが行けばぁ、
なんていうので、行くことにしました・・・(というのは嘘です、カミサンが言った
のはホントウですが、彼女の言葉のせいではありません)。
 
本編は3時間40分ぐらいですが、上映時間全体は5時間あまり。いやー、長か
った。もちろん長いので高かったわけです。一週間、一日1回の上映。
いろいろ散財が続いてます。
さて今回ももらったタイムスケジュールを添付しましょう。
 
イメージ 1
イメージ 2
 
 
長いことと、当然舞台上の動きが乏しかった(いろいろ工夫してはいましたが)
からか、途中何度か眠くなったことは、正直に告白しておくとしても、演奏レベ
ル、めちゃくちゃ高かったんじゃないかと思います。ワタシのことですから、アラ
などあってもわかりゃしませんけどね。ともあれ、大いに楽しんで観聴きするこ
とができました。これもホントウです。
休憩2回。2回ともトイレに行きました。こう長いと、立って歩き回らないと、尻が
むずむずしてたまらない。
 
全キャストが皆よかった。なかでもワタシが最も気に入ったのは、ヴォータン
の妻フリッカ役のジェイミー・バートンさん。
いまなら女性の強さが受けそうだけれど、とにかく声の美しさ、つややかさ、強
さ、表現力など、実に素晴らしかった。第2幕しか出番がないので、残念。
ヴォータン役の歌手は知りませんでしたが、実績のある方のよう。ワタシの感
想だと、顔が小さく高い鼻や髭がよく似合い、ハンサム。マーヴェルのヒーロー
のようなヴォータンでした。
ワタシが知らないだけなんでしょうが、ガーキーさんのブリュンヒルデ、ちょっと
ワタシのイメージと違う、やんちゃでちょっと可愛い表情のあるものでした。
指揮のフィリップ・ジョルダンさんはやはり指揮者のアルミン・ジョルダンの息子
さん。オケをよくドライブして、ドラマティックな音楽を作ってました。ま、お話的に
は、神々のたそがれを予感させるものではありますが、まだそこまでは行って
いないわけですし・・・
 
このシーズン最後はプーランクカルメル会修道女の対話
これは是非観に聴きに行きたい。ワタシはピエール・デルヴォー指揮のモノー
ラル録音で聴いたことがあるのみ。小沢のDVDなども観たいが果たせていな
いし。
そう言えば他のプーランクの短いオペラを二つばかり、アルミン・ジョルダン
指揮で聴いたことがあります。
今回のは、音楽監督セガンの指揮。何とか家計簿と相談しながら頑張って行
くぞ!
(このすこしあと、車を2度ぶつけられ、あとのほうは当てられたまんま逃げら
れてしまっていて、費用は自分もち!高くつきました。ヤレヤレ、プーランク
きに暗雲)
 
上映の中で、MET Live Viewing 2019-2020年のシーズンの予告がありました。
ざっとしたものだった。
パンフ、もらわなくちゃ・・・
 
 
今回は、ジャンルとしては「舞台、演劇」というのに入れてみました。
いつもちょっと悩みます。なに、大した悩みじゃない。音楽であり映画であり、
舞台芸術というような言い方もできる。総合芸術なんて言い方もされる。最後
のが収まりがいい感じかなと思って。
ジャンル分けをしてくれるからこその悩みです。
他のブログ、まだ物色もしていません・・・