休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

エドムンド・ラッブラ/交響曲 4・10・11

20241130(了)

Edmund Rubbra(1901-1986);Symphonies

(1)交響曲 第4番 Op.53(28:12)
 ① Ⅰ.Con moto 12:52
 ② Ⅱ.Intermezzo:Allegretto gracioso 5:02
 ③ Ⅲ.ⅰ.Introduzione:Grave e molto calmo 4:43
 ④   ⅱ.Allegro maestoso 5:30
(2)交響曲 第10番 Op.145(14:58)
    Sinfonia da camera (for Sir Arthur Bliss)
 ⑤  Lento e liberamente - 4:44
 ⑥  Scherzando ma grazioso - 3:49
 ⑦  Lento - 5:29
 ⑧  Molto adagio 0:56
(3)交響曲 第11番 Op.153 (14:57)
     in one movement(for Colette)
 ⑨  Andante moderato - Adagio:calmo e sereno
 
    BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
    指揮;リチャード・ヒコックス
    録音:1993&1994年、英、Swansea、Brangwyn Hall Tot.58:22
    CD/クラシック/交響曲/Ⓟⓒ 1995 Chandos Records/輸入/中古
    <★★★☆>

(1)4番;
ドイツ音楽の影響が、うんと濃い音楽とはいえ、国籍はなんだかよくわからな
い。まあ国籍なんか別にどうでもいいようなものですが、クラシックのロマン
派の音楽をモロ継承している感じ。
野太く息が長く、肌感覚としては、空気がけっこう冷たい。それじゃまるでヴ
ァイキングを思わせますが、そう書いてみて、案外近いのかも、なんてね。
第1楽章じゃあ、おしまいのところで、シベリウスみたいなフレーズ。
第2楽章はブラームスを思わせます。ハーモニーも木管のアンサンブルも。な
かなか素敵です。
第3楽章の第一部は、どこか悲劇的なニュアンスがあり、そのまま盛り上がる
が、ほぼそのまま第二部へ入ってしまう。テンポが上がって、悲劇臭は消えて
明るさに置き換わるとともに、締めくくりを模索しちゃう。ふーん、そうなんだ・・・
みたいな。ちょっと決まらなかったかな。
ところどころチューバがなかなかたいへんかも、なんてことも思わせます。
 
(2)10番;
作曲家・指揮者として知っているアーサー・ブリス卿に捧げられている。若干
規模が小さいかも。(ブリスさんは確か日本に指揮者としてロンドン響と来た
ことがありました。自作を指揮したはずです。うっすら記憶にあります。ずっ
と後年、CDを買って管弦楽曲や映画音楽を聴きましたっけ。もう忘れちゃっ
た。再聴してみたい気もするが、CD探すの、タイヘン。YouTubeがあるやんか、
なんで使わへんのん、と言われそう、ハハハ)
脱線・・・ 4番のように楽章ごとのまとまりのなさはなく、テンポは違っても、
気分的な連続性がある感じですね。北欧的な涼やかさと、ちょっと新古典派
な感じもあります。
レントの第3楽章、なかなかいけてます、かっこがいいのですが、知らぬ間に
最終楽章に入っていて、そこからあっという間に終わってしまう。物足りない。
でもいい曲です。第4番の半分。弔いの曲ではない。
 
(3)11番;
この時点での初録音のようです。楽章には分かれていない。捧げられているコ
レットとは二番目の奥さん。BBCからの委嘱で書かれ、単一楽章だけれど、自
分の最高のものをぶち込んだ、みたいなことらしい。
シベリウスの7番などを引き合いに出した解説があったが、なるほどです。か
つ、大変魅力的。音楽はあやふやな記憶のブリス卿のものより古いかもしれな
いけれど、ワタシは多分ラッブラのほうが好きですね。
Wikiではブリス卿よりうんと記述が少ない。ヘン。
ブリス卿は野心家で、認められるためにいろんな音楽も試み、映画音楽も前述
のようにあるけれど、、、ラッブラに映画音楽はなかったみたい。ま、向かな
かったかもしれない。
また脱線。
ふっと終わってしまう。地味だが滋味豊かな曲でした。この時点での初録音だ
なんておかしい。これは★4つです。
 
ラッブラの交響曲、これでやっと聴き終わったことになります。追いかけてい
たわけじゃないとはいえ、えらいかかった。全部この演奏者で聴いたわけです。

5番・6番あたりは何度も聴きました。それから、今回は、ヒコックスの唸り

声、かなり聞こえました。キズじゃありません。

 

(補)イギリス音楽ってことで・・・
20241219 に、「惑星」で有名なホルストの記事が出ていまして、神秘のベー
ルを脱ぐ、とまだまだこれから知られねばならない曲が色々ある作曲家なんだ
よと紹介されている。例えば、インドの叙事詩「マハ―バーラタ」に基づくオ
ペラ『サーヴィトリ』。さっと調べると、何枚か録音が出てますけどね、でも
もちろん聴いたことはない。いずれもちょっと値段が高かった。ま、いつか。
ワタシだってなにも「惑星」しか知らないというわけでもないですし、吹奏楽
系にも知られた曲が多いらしい(なにか聴いたこともあるはず)ということも
知っていますが・・・ それでも、こういうのがあると、うれしい。