休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

コルトレーン Vol.2 EIGHT CLASSICS ALBUMS

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20181226(了)
JOHN COLTRANE Vol.2/EIGHT CLASSICS ALBUMS
《DISC1》
(1)THE CATS(with Tommy Flanagan  Kenny Burrell) 1959
  ①-⑤
(2)AFRICA BRASS 1961
  ⑥-⑧
《DISC2》
(3)BAGS  TRANE(with Milt Jackson) 1961
  ①-⑤
(4)GIANTS STEPS 1960
  ⑥-⑫
《DISC3》
(5)COLTRANE JAZZ 1961
  ①-⑧
(6)MY FAVORITE THINGS 1961
  ⑨-⑫
《DISC4》
(7)MATING CALL(with Tadd Dameron) 1957
  ①-⑥
(8)CATTIN’ WITH COLTRANE AND QUINICHETTE 1959
  ⑦-⑪
  2012年/CD4枚組/ジャズ/RGJ/輸入/中古
  <★★★★>

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LP8枚分、CD4枚、感想はたいへん・・・というか、いつも通りエエカゲン。
この8枚のLPアルバムは、かつて全部持ってました。
全部処分しました。そして恥ずかしながら今頃また・・・
コルトレーンなら何でも聴いてやろうと思っていたころとは、すっかり感じ
かたが変わってしまっているんですね。
落ち着いて聴けるし、好き嫌いもわかりやすくなりました。
馬鹿をやっていたみたいですが、それもしょうがない・・・
この8枚はトレーンの57年から61年までの、それなりに広い時期のもの
を集めてはいるのだけれど、集め方のコンセプトがわからない。ただ何と
なく集められたものを並べたような・・・
前回のVol.1はすべてプレスティッジだった。今回のは(1)(7)(8)がプレ
スティッジ、(3)(4)(5)(6)がアトランティック、(2)だけがインパルス
なんなんだろうな、懐かしいけどさ。
今回もっともわくわくしたのは、たぶんこの中では回数的には2番目によく
聴いたであろう(2)ですね。
ブラスのオブリガート的咆哮のサウンドがなんとも魅力的。むかし聴いた
ときもそうだったと思うんですけどねぇ、今更なんでだろう。
超有名な(6)も特別で、ジャズをジャズとして最初に聴いたのがこれ。高
校生か予備校生ぐらいの時に初めて聴きました。ブルックナーの8番や9
番を聴き始めたころと同じではないかと思う・・・ちょっと聴きすぎたかも。
だからわくわく感というようなものはなかったのですが、青春時代の思い
出の塊みたいなもので胸がいっぱいになって、しばらく何もできなくなっ
た。これも年齢なのかな。
気を付けなきゃな・・・(って、何に気ィつけるねん?)
(4)はいわゆる名盤。確かに素晴らしい。バップジャズの最高峰のひとつ
じゃないでしょうか。そしてこのあとトレーンは大きく変貌してゆくのです
な。
これに比べると、(3)や(5)は滋味だね。プレスティッジ時代よりランクア
ップしたトレーンのソロが聴けるのは確かたけれど、、、プレスティッジの
アルバム3つも実はなかなかいい。
つまりはできの悪くないものを集めたということでいいんだろうね。
何度か聴きました。疲れませんでした。
コルトレーン、このシリーズ3つ目は悪評高い。LP7枚をCD4枚に詰め込
んだもの。
聴きたいが、聴いたら腹を立てることになるんじゃないか。
インパルスのものを集めたセット物は出ていないのだろうな。出ないのか
な。物によっては眉間にしわを寄せて聴いた学生時代より、スッキリした
感覚で聴けると思うんだが・・・