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MJQの聴き手としてはロクなもんじゃなく、ここに入っているアルバムの4枚 |
分(3・4・5・8)を学生時代に聴いたことがある程度。何十年ぶりに聴く。 |
目的は高級なジャズ・ムード音楽として気楽に楽しむために・・・ |
結論としては、やっぱり高級ジャズムード。録音は1951年から始まってます。 |
音は、ちょっと悲しい音も少しだけありますが、おおむねよかったです。
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〈Disc1〉 |
(1)ソニー・ロリンズ・ウィズ・モダン・ジャズ・クァルテット |
ロリンズが悠然と吹き始めて、ジャケットなどロクに見ていなかったワタシは |
ビックリ。1951&1953年の録音とは古い。でもロリンズは古くないし、たいそ |
ううまいですね。 |
トラック⑨まではバグスは出てこない。ジャケット表示は間違い。ミルト・ジャ |
クソンははじめはMJQには加わっていなかったみたい。またドラムスもピア |
ノも3人ずつ書いてある。 |
おかしいのは、⑬のピアニスト名がなんとMiles Davis。あのマイルスなの? |
それとも同姓同名の方? モダンジャズではひょっとすると常識的に知られ |
ていることなのかな。 |
詳しくないワタシにはいたってフツーに聴けるアルバム。あちこちで、曲と曲 |
がくっつきすぎていて、ちょっとせわしなかったですけど。 <★★★△>
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(2)アン・エクセプショナル・エンカウンター・ウィズ・ベン・ウェブスター |
基本的にウェブスターのリーダーアルバムなんじゃないかと思われます。 |
それはともかく、なんとも古色蒼然といった趣の甘ったるいウェブスター。で |
も1953年当時ではロリンズよりこっちのほうが一般的だったかもしれないけ |
れど、ワタシは聴き続けるのはちょっとシンドイ。 <★★★> |
ドラムスはケニー・クラーク。それ以外は知っている通常のMJQのメンバー。 |
まだMJQらしさは出ていないですね。 |
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〈Disc2〉 |
(3)ジャンゴ |
ここでもドラムスはケニー・クラークだけれど有名レコードで、聴いたことが |
ある。曲によってはバロックあるいはバッハの音楽の風味も ― ジョン・ル |
イスか彼の奥さんの好みで ― 加わる、いわゆるMJQのイメージの音楽。 |
ソフィスティケイトされた独特の サウンド。 <★★★☆>
「オパス・デ・ジャズ」というバグスがリーダーのとても上品なアルバムがあ
るが、この時のドラマーはクラークだったような記憶がある。)
これがワタシの記憶にあるMJQです。
皮肉でもなんでもない。いい意味で実に高級なムード音楽。
<★★★☆>
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