休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

フォーレ/ピアノ四重奏曲

イメージ 1
20180428(了)
フォーレ
  Gabriel FAURÉ(1845-1924);DEUX QUATUORS
(1)ピアノ四重奏曲 第1 ハ短調 Op.15
  ①Allegro molto moderato(9:09)
  ②Scherzo(5:36)
    ③Adagio(7:45)
  ④Allegro molto(8:09)
(2)ピアノ四重奏曲 第2番 ト短調 Op.45
  ⑤Allegro molto moderato(10:35)
  ⑥Allegro molto(3:24)
  ⑦Adagio non troppo(11:10) 
  ⑧Allegro molto(8:56)
   ジャン・ユボー(ピアノ)、レイモン・ガロワ=モンブラン(ヴァイオリン)
   コレットルキアン(ヴィオラ)、アンドレ・ナヴァラ(チェロ)
   録音:1969年5月、パリ、ノートルダム・デュ・リパン
   CD/1987/ERATO/RVC/邦盤/中古屋
   <★★☆>

苦手だったものが、オッサン、ジジイと時を経るにつれて、‘そうでもなくなっ
て’来てしまったという例は枚挙に暇がない。それでも苦手なもの、嫌いな
ものは多々あるから、まあものによっては少なくとも寛容にはなった。‘そう
でもなくなって’も、もちろんそのレベルはまちまち。フォーレ室内楽は、
自分ではその理由がよくわからないのだけれど、若いうちは鬼門と言っても
いいくらいでしたね。最もポピュラーなヴァイオリン・ソナタの1番であれ。
で、この2曲、“苦手”“できれば聴きたくない”というレベルは脱していました
が、好きにはなっていなかったです、残念ながら。
ワタシにとってこの状況がわりと似ているのは、実はブラームス室内楽

青春の精神的なモヤモヤ感はあるが、ロマンティックで一見上品。でもワタ
シにはやっぱりだらだらした喋りで、べたーっと鳴り続け、しつこい。とっつ
きにくくはないのだけれど、近くにいるとその屁理屈にイライラしてきて、しま
いにはかってに喋ってろ!とでも言いたくなような感じ・・・
なんでですかねぇ。
よく言えば高級ムード音楽。ワタシの中では格上げにはならないままでし
た。その表現あたりが限界。でもまぁ、また聴いてみましょう。
そして気が向いたら、ピアノ五重奏曲なども・・・
そうそう、フォーレスペシャリスト、ユボーのピアノのほか、手練れが揃っ
ているらしいけれど、ワタシにはピッチが不揃いであるかのように感じる時
がけっこうありました。ワタシ自身のせいだとすると、まずいんですが。