苦手だったものが、オッサン、ジジイと時を経るにつれて、‘そうでもなくなっ |
て’来てしまったという例は枚挙に暇がない。それでも苦手なもの、嫌いな |
ものは多々あるから、まあものによっては少なくとも寛容にはなった。‘そう |
でもなくなって’も、もちろんそのレベルはまちまち。フォーレの室内楽は、 |
自分ではその理由がよくわからないのだけれど、若いうちは鬼門と言っても |
いいくらいでしたね。最もポピュラーなヴァイオリン・ソナタの1番であれ。 |
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で、この2曲、“苦手”“できれば聴きたくない”というレベルは脱していました |
が、好きにはなっていなかったです、残念ながら。 |
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青春の精神的なモヤモヤ感はあるが、ロマンティックで一見上品。でもワタ |
シにはやっぱりだらだらした喋りで、べたーっと鳴り続け、しつこい。とっつ |
きにくくはないのだけれど、近くにいるとその屁理屈にイライラしてきて、しま |
いにはかってに喋ってろ!とでも言いたくなような感じ・・・ |
なんでですかねぇ。 |
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よく言えば高級ムード音楽。ワタシの中では格上げにはならないままでし |
た。その表現あたりが限界。でもまぁ、また聴いてみましょう。 |
そして気が向いたら、ピアノ五重奏曲なども・・・ |
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そうそう、フォーレのスペシャリスト、ユボーのピアノのほか、手練れが揃っ |
ているらしいけれど、ワタシにはピッチが不揃いであるかのように感じる時 |
がけっこうありました。ワタシ自身のせいだとすると、まずいんですが。 |