20180917(了) |
JOHN COLTRANE/EIGHT CLASSICS ALBUMS |
Disc1 |
(1)THE LAST TRANE (1957年8月16日、1958年1月10日&3月26日) |
(2)INFORMAL JAZZ(With ELMO HOPE) (1956年5月7日) |
Disc2 |
(3)A BLOWIN' SESSION(With JOHNNY GRIFFIN) (1957年4月6日) |
(4)BLACK PEARLS (1958年5月23日) |
Disc3 |
(5)SETTIN' THE PACE (1958年3月26日) |
(6)KENNY BURRELL AND JOHN COLTRANE(1958年3月7日) |
Disc4 |
(7)TRANEING IN(With THE RED GARLAND Trio) (1957年8月23日) |
(8)ALL MORNIN’ LONG(With THE RED GARLAND Quintet) |
(1957年11月15日) |
CD/2011年/ジャズ/4枚組/Real Gone Jazz/中古屋 |
(1)(4)<★★★★>、(3)(5)(6)(7)(8)<★★★☆>、(2)<★★★> |
時間調整中に「Bの字」にて。 |
車に放り込んでおいて聴き、気が向いたら自室に持ち込む・・・ |
4枚もあると印象がまとまるまでにどうしても時間がかかります。 |
レコードの時代に、コルトレーンを集めかけた。あくまで‘集めかけた’だけ。 |
(1)(4)(6)(7)はLPを持っていて覚えているので、半分ですか。 |
まあどれも初めて聴くようなものです。好きなのですが、さほど根を詰めて |
聴いてみようという気は実はありません。 |
学生時代は、インパルス時代の重いものを聴く機会が多かったから、クラ |
シックでいうとブルックナーみたいな重量を感じていたはずです。さすがに |
今はそういう感覚ではなくなりました。
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アルバム8枚分、全てプレスティッジ。 |
コルトレーン熱は相当遠い昔になってしまったので、冷静に聴けました。 |
いちばんピリッとしていたのが(1)とか(4)かな。(1)は録音時期が別 |
のものをくっつけてあるので、落穂拾い的に寄せ集めて出されたんだ。 |
ところが、コルトレーンがもっとも未熟で、その上録音が悪いのが、同じ1枚 |
目の(2)。そのあとのディスク、57年58年の録音では、いずれもここまでソ |
ロが拙くないので、56年と57年の間には、飛躍があったんだろう。なんだか |
そんなことだった気がする。 |
シーツ・オブ・サウンドが完成しているという感じの(4)。カッコイイ。技 |
術は完成したかもしれんが、はてさて、こういうリズムセクションでいいの |
かなぁ、といった感じ。ドナルド・バードのソロではトレーンの向こうを張 |
って、2曲目で猛スピードの演奏が聴ける。 |
(3)のほうは、3本のテナーバトルが繰り広げられる。トランペットはリー |
・モーガンだし、リズムセクションも、ベース以外は違う。早い話が雰囲気 |
が違っている。それにしてもここでのジョニー・グリフィンのソロはモノス ゴイ。 |
(5)と(6)はこの4枚の中では、落ち着いた雰囲気で地味。 |
トレーンも落ち着いていて、聴きやすいアルバム。 |
(7)(8)は、(4)(5)(6)に比べると、もうひとつかなあという感じ |
だけれど、無様に出だしのところが欠けているぐらいで (ま、小さい傷じ |
ゃないけど)、出来が悪いというものでもなく、一皮むける前のトレーン。 |
ガーランドのリズムセクションが、しっかりサポートしている。 |
LP8枚分をとっかえひっかえ聴いていると、やはりリズムセクションがガー |
ランドのものがいい。ガーランドだって、たぶんこの辺りまでだったんでし ょうけど。 |
で、ガーランド以外は、(2)のエルモ・ホープ、(3)のウィントン・ケリ |
ー、(6)のトミー・フラナガン。フラナガンは悪くないのだけれど、ホープ |
はトレーンに会わない感じだし、ケリーに至ってはほとんどでくの坊。ケリ |
ーは決して嫌いではないんですけどね、ここではアルバムの出来にも本当は 大いに責任がある感じ。 |
グリフィンが猛烈なので、何とかサマになったというところ。 |
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録音順に並べると |
(2)、(3)、(1)*、(7)、(8)、(6)、(1)**、(5)、(4) |
となります。 |
(2)が楽しめなかっただけで、それ以外はよかったと思います。 |
この続編風な「2」も、4枚組、8つのアルバムで、どうやらアトランティッ |
クのものが半分強というところらしい。 |
8枚分しこたま聴いたから、次はまたその気になったらということで。 |
懐かしかった。 |