| スイングジャーナル選定ゴールドディスクのマーク! SJ誌は2010年に休刊にな |
| ったから、まだこのディスクは・・・って、そもそもこのアルバムはジャズ扱い |
| なんや。そのことにちょっとびっくり。 |
| SJ選定ゴールドディスクディスクについては、門外漢とはいえ、いろいろ問題視 |
| されたことがありまして、少しは覚えています。まぁそっちはいいいとして、と |
| にかく「権威」になった。つまりお墨付き。そういうアルバムだったんだ・・・ |
| ということで、正座して(そういう気分で)聴くかというと、ま、そんなわけは |
| ない。彼女の決して声高にならない抑制のきいた歌やピアノのみならず、全体に |
| 緩く柔らかく、しかもいいノリ・・・ |
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| ①ネヴェスの素敵なギターに導かれるボサノヴァ。ちょろっと入るテナーサック |
| スはマイケル・ブレッカー。そう思って聴けばこのよく知るムーディーなボサノ |
| ヴァがちゃんと「アメリカ製」に聞こえる。嫌味じゃなく・・・ |
| ②ミディアムテンポになったが、ほんわりと柔らかいムードは①同様。控えめな |
| ストリングスもよろしい。ピアノがちゃんとスイングしている! |
| ③これもよく聴く曲。ムードたっぷりの鼻歌ふう。ちょっとアストラッド・ジル |
| ベルトみたいに聞こえる。 |
| ④ストリングスにバックコーラスも聞こえる。コーラスはいかにもアメリカ製 |
| (R&B系)。これはもうボサノヴァじゃない。ムーディなフュージョン。 |
| ⑤ボッサの名曲。英語-ポルトガル語-英語。途中、歌なしのギター入りのカルテ |
| ットがしばらく続く。グッド。 |
| ⑥ボサノヴァから離れ、アメリカの歌曲。ストリングスだけでなく「オケ」の音 |
| がする。中間部のピアノトリオは、ジャズアルバムであることを思い出させる。 |
| ⑦J・マーサーってことは古いのかな、聴き覚えはあります。ボサノヴァでいい |
| 曲。これもバックのオケはフル。やはりピアノトリオになった時が実にいい。 |
| ⑧ボサノヴァの超名曲。このジョビンには何も言うことなし。英語とポルトガル |
| 語。 |
| ⑨彼女のオリジナルなんだが、始めはフルオケ。もちろん騒ぐことはないが、も |
| っともジャズらしいトラック。 |
| ⑩唯一のサンバ。テンポもこのアルバム中、最速。あっという間・・・ |
| ⑪歌なしはこのトラックだけ。ピアノトリオ。偶然だけど、せんだってストライ |
| ザンドのアルバム「デュエット」の時にも触れたバカラックの曲。 |
| ⑫ボーナストラックで、両方のライナーにもパーソネルや歌詞などは載ってない。 |
| アップテンポのボサノバ。 |
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| 結局ざっと書いちゃいました。メモは載せます。まぁ、まとめて言ってしまえば、 |
| ジャズ風味、ブラジル風味の最高級ムード音楽だということ。 |
| スイングジャーナル誌がゴールドディスクに選んだのもちょっとはわかるような |
| 気がします。ジャズなんてのも、これだ!というような区別のはっきりしたジャ |
| ンルじゃないですし、って、ジャンルなんて便宜的なものでしかありませんし。 |
| すっごく素敵なアルバムだと感じるワタシの感じ方を信じればいいだけのことで |
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す。これも突き詰めるとなかなか厄介な問題に突き当たるけどね・・・
中でも⑤⑥⑦⑧は絶品。
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| こんな感想文で分かるとも思えませんが、このほんわりしたアルバム、お薦めで |
| す。 |