休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

アート・ペッパー 4 クラシック・アルバムズ

 名盤4枚のセット

20230516(メモ了)

ART PEPPER

Four Classic Albums

(1)リターン・オブ・アート・ペッパー

    ジャック・シェルドン(tp) ラス・フリーマン(p)

    ルロイ・ヴィネガー(b) シェリー・マン(ds)
    録音:1956年6月、ハリウッド             CD1①-⑩

(2)モダン・アート

    ラス・フリーマン(p) チャック・フローレス(ds)

    ベン・タッカー(b)
    録音:1956年12月、1957年1月、ロスアンジェルス CD1⑪-⑰、CD2①

(3)アート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクション

    レッド・ガーランド(p) ポール・チェンバース(b)

    フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)
    録音:1957年1月、ロスアンジェルス(ステレオ録音)      CD2②-⑩

(4)アート・ペッパー・カルテット

    ラス・フリーマン(p) ベン・タッカー(b)

    ゲイリー・フロマー(ds)
    録音:1956年11月、ハリウッド             CD2⑪-⑰
 
    CD2枚組/モダンジャズ/Ⓟ&ⓒ 2006 AVID Entertainment(英)/輸入/中古
    <★★★★>、(3)のみ<★★★★△>

ジャズ・サックス奏者と紹介されている。ワタシはアルト・サックスしか知
りません。
今年1月末ごろにアルバム一枚『THE ART OF PEPPER』を
聴いて大いに気に入ってアップしました。で、また聴いてみたくなった。
今度は、もう語りつくされている名盤の誉れ高い4枚のアルバムを2枚に収
めたもの。
 (1)THE RETURN OF ART PEPPER
 (2)modern  art ART PEPPER QUARTET

 (3)Art Pepper Meets The Rhythm Section
 (4)ART PEPPER QUARTET

 

麻薬に何度かおぼれて、その都度復活してたくさんのアルバムを作った。
また、日本公演をやったからだけでない日本びいきでもあったそうな。
なんてね、どうでもいいことですが、書くことって、1月にアップした感想
と大して変わり映えしないので、だらだら書き加えるのはやめておきます。
 
ひとこと言うなら、エモーションやテクニックも含め、即興を中心とした音
楽なのに、わざとらしさも臭さもほとんどない、音楽のバランスが無茶苦茶
良く、すっきりとして爽快、あるいは心地よいってことですね。
 
ワタシがかつて何度も聴いたのは(3)のみ。これをベストワンに推す人も多
いみたい。かの村上春樹氏もそうで、彼は中の「Straight Life」が最高だって。
 
あとは付け足し・・・
 
2点、少し残念なことがあります。
一つは、1枚目の後半に入っている「modern art」の最後の曲が2
枚目の頭に入ってしまっている。ワタシはそうでもない、確かにアルバムと
いうまとまりは大事だろは思うけれど、曲の途中じゃないし、サウンド的に
もまぁ似てるし・・・、でもまあネ、うるさい人は我慢できないフリをする
かも。(CD1;79:39/CD2;80:00 だから、一応納得)
今一つは、音質がなんだかよくない。全体に潤いがなく痩せた音。リマスター
の出来なのかなぁ。
 
せんだって聴いたヴィクター・フェルドマンの時にも、Wikiを見たら、参加し
たビッグなアーティストのレコーディングのことが載っていましたが、ペッパ
ーもいろいろ参加していたようです。といっても大半はジャズだけれど。
目を引いたのは映画で、ジェリー・フィールディング(元々ジャズメン)が担
当した映画ガントレット(1978年/C・イーストウッド/Warner Bros.)のサウン
ドトラックに参加している。多分ちょっとはソロを吹いたんやろな。確認する
ほどの拘りはないけど。