休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ブランカフォート:ピアノ作品全集 1

イメージ 1
20181010(了)
ブランカフォート:ピアノ作品全集 1 
    Manuel Blancafort (1897-1987)/Piano Music, Vol. 1
(1)青春の小品  7 Peces de joventut 
   ①-⑦ 12:20
(2)山の歌  Cancons de muntanya 
   ⑧-⑯ 15:18
(3)過ぎ去りし日々の覚書  Notes d'antany 
   ⑰-㉔ 14:57
(4)12の歌  12 Cancons
   ㉕-㊲ 18:53
  ミケル・ヴィリャルバ(ピアノ)
  録音;2002年11月、L'Auditorium, Jafre, Spain 61:28
  CD/クラシック/器楽曲/ナクソス/Ⓟ&ⓒ 2003 HNH International/輸入/中古
  <★★★★>


(紹介文) ブランカフォートは、まだあまり馴染みのない作曲家ですが、どのト
ラックを聴いてみても、カタラン地方の民族色に彩られたしみじみとした情感
に溢れており、驚き、そして感動です! ピアノラ(自動ピアノの一種)の演奏
用ロールの作成を通じて音楽を学んだという異色の経歴も興味深いですが、
当盤に収録されているピアノ曲はいずれもシンプルで、人間の息吹を吹き込
むことこそ全て、といったピアノラによる自動演奏とは、いわば対極的な性格
を持っているのもまた、面白いところです。彼は青年時代に出会ったモンポウ
に大きな影響を受けましたが、作品にも一脈を通ずるところがあるといってよ
いでしょう。


これは第1集ですから、「まだあまり馴染みのない作曲家ですが・・・」はしょう
がないところでしょうか。
第5集からさかのぼって、5枚のピアノ作品全集のCD、聴き終わりました。
第2集や第3集のような、モンポウにひたすら寄り添ったような曲調ではなく、
また第5集のような独自色でもない。いや独特なんだけれど、軽くてセンチな
この曲調はちょっと類を見ない。(ワタシが知らないだけかもしれません)
カタルーニャとフランスの融合という言い方もあるが、わかるようなわからな
いような。
ともかく重たるくならない抒情が素晴らしい。
モンポウのアルバムと併せて、ひょっとして宝物かも・・・
ところで・・・
(3)だったかな、モンポウの曲とまるでそっくりなのが3曲ほどあった。元が
民謡だったりするのかしらん。