(CD帯紹介文) |
静謐さと賑やかさ、暗さと明るさ |
カタロニアの丘を渡る風のような秘めたる熱を帯びた音楽 |
カタロニアの作曲家ブランカフォートのピアノ作品集もこれで第4集となり |
ました。彼の音楽は、よくモンポウとの類似性が指摘されますが、このア |
ルバムに収録されているのはもっと多様な表情をみせる曲ばかりです。 |
最も創作意欲が横溢していた1920年代終わりの作品を中心に収録、大 |
西洋を渡る船上の気分を描いた「大西洋横断ルート」、「チャプリンへの |
讃辞」、スカルラッティ、バッハからの影響、そしてカタロニアの民俗音楽 |
と風景へのオマージュなど興味深い音楽のパノラマです。
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紹介文は、わかったような書き方だけれど、よくわかりませんねぇ。 |
それより・・・ワタクシメのブランカフォートの聴き始めはこれの第5集。中 |
古屋で見つけた。 |
しばらく間があいた後、次に聴いたのは第2集、次に第3集、と来て、今 |
回が第4集。 |
第1集はまだ聴いていないけれど、第2集は“モンポウ命”。はっきり言っ |
て、まるでモンポウそのものの曲調ばかりでできており、知らずに聴か |
されれば、モンポウの知らない曲だと思い、他の作曲家だなんて想像も |
しないんじゃないか。 |
第3集も“モンポウ命”なんだけれど、少しだけモンポウに似ていない音 |
が混ざる。似ていないところがオリジナリティだね、当たり前だけど。 |
そして、第3集のモンポウ似とそうでない曲調の比率が逆転しているの |
が本CDの第4集。 |
かなり離れて比べれば、モンポウと似ていると言えば言えなくもないが、 |
モンポウが極めて個性的だからね。違いはわかる。ともあれここでのブ |
ランカフォートはほぼほぼ自身のキャラ。 |
今繰り返して聴き始めているピアノがラヴェルで、引っ張られているせい |
か、カラフルな音色やフレーズにどこか類似を感じます。 |
で、第5集はモンポウっぽいところはなくなっちゃったと思います。だから |
こそ、第2集を聴く気になるまでにしばらく間があいたわけだけれどね。 |
そして第2集を聴いてもちろんびっくり・・・ |
こんな経過です。 |
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そんなことで、今は、モンポウ似でないブランカフォートも気に入ってま |
す。第1集を聴くかどうかは、決めてません。(もっともAmazonでは当面 |
入荷見込みがないと書いてあるんで、しばらくはパスです。) |
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このピアニストは多分そうとうハイレベルの方だと思います。モンポウの |
5枚のCD(Naxos)を弾いていたちょっと真面目すぎるかたより優れてい |
るんじゃないかな。(6枚目が出ているそうです) |