休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

デュークへの想い/デイヴ・グルーシン

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20181003(了)
デュークへの想い/デイヴ・グルーシン
 HOMAGE TO DUKE : DAVE GRUSIN
 
 ①コットン・テイル 4:10
 ②昔はよかったね 6:44
 ③サテン・ドール 5:21
 ④ムード・インディゴ 5:19
 ⑤ジャスト・スクィーズ・ミー 4:54
 ⑥キャラヴァン 6:15
 ⑦イースト・セントルイス・トゥードゥル・ウー 4:25
 ⑧Cジャム・ブルース 5:45
 ⑨ザ・デューク(Dave Brubeck) 3:28 ~ボーナス・トラック
 ⑩ソフィスティケイテッド・レイディ 3:28
 ⑪A列車で行こう(Billiy Strayhorn) 3:22
 
  デイヴ・グルーシン(p、arrange、produce)
  ブライアン・ブロンバーグ(b)/ジョン・パティトゥッチ(b)/
  ハーヴィー・メイソン(ds)/クラーク・テリー(tp、flh、vo)/
  トム・スコット(ts)/ピート・クリストリーヴ(ts)/
  ジョージ・ボハノン(tb)/エディ・ダニエルズ(cl) 他
  CD/フュージョン・ジャズ/Ⓟ&ⓒ 1993 GRPRECORDS,INC/邦盤/中古
  <★★★☆>
 
〈ネット紹介文〉 本作は、GRPの総帥デイヴ・グルーシンによる、20年前に
逝去した巨星デューク・エリントンへの溢れる想いを最上のメンバーと綴る、
1993年発表の追悼盤。ピアノ、編曲、プロデュースを自ら担当。新旧の実
力者を揃え、遺産の継承と発展に力を尽くす作品。
 
少し前に聴いていたマンシーニの曲のアルバムより、グルーシン調は引っ
込んでいる。その分と言っては語弊があるけれど、エリントンへの敬意が
感じられる。
マンシーニへの敬意は乏しいのか? いえいえ、そんなことはない。ただ、
なんというか、マンシーニさんとは、どこか“同じ穴の狢”というかね、同類。
オーケストラがベースか、コンボがベースか、っていうぐらいの違い。だか
ら、リスペクトのスタイルが違う・・・
どうでもいいや、そんなこと。
 
木管群のアンサンブルがなんとも美しい。クラシック系では聴けない
タイプの音色。ジャズならではじゃないかな。
もそうだった。はじめ、低目のリコーダーの音かと思ったらクラリネット
った・・・てのはともかく、ここでもブラス、ホーンのアンサンブルが美しい。
別に珍しいってもんじゃないものの、極上の心地よさ。卑猥ってのとは違う
んだけど・・・結局肉体的な恍惚感に近く、似たようなものかもね。
 
がどういう曲なのか、エリントン自身のオムニバス的作品で、ここに「A
列車で行こう」が普通のテンポで入っていて、まあ「並み」のアレンジ。
それに対し、の「A列車」はかなりスローなテンポ。このアレンジがたい
そうすばらしい。アルバムのエンディングとしても利いている。
 
多分クラーク・テリーが古いほうの代表だね。トランペットのフレーズも古
臭いが、何曲か歌が入ってましてね、ワウワウ、ムニャムニャ、レロレロと
いう感じで可笑しい。ワタシの苦手なサッチモの真似という面もあるのかも
しれません。ちょっと浮いている気がしますが・・・ま、いいアクセントに
なってもいます。
 
こんなところです。
確かにグルーシンサウンドという感じじゃないけれど、今風にエリントンを
楽しめる素敵なアルバムでした。
 
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