休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ムソルグスキー/ストラヴィンスキー//チャイコフスキー?

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20180814(了)
ムソルグスキー/ストラヴィンスキー/チャイコフスキー
<CD1>
 (1)ムソルグスキー組曲展覧会の絵」(ラヴェル編曲) ①-⑮
 (2)ストラヴィンスキーバレエ音楽春の祭典」1947年版 ⑯-㉙.
<CD2>
 チャイコフスキー
 ①大序曲「1812年」Op.49
 ②スラブ行進曲 Op.31
 ③イタリア奇想曲 Op.45
 ④幻想序曲「ロメオとジュリエット」Op.13
  カラヤンベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  〈CD1〉(1)1964 (2)1966 〈CD2〉1967
  CD/2枚組/?年/F.M INK
  <評価・好き嫌い 対象外>

時間調整中に、古本屋にて。これって、‘バッタもの’やね。
この辺りはふつう聴かないんですが、処分品の中に見つけた・・・
カラヤンの、昔懐かしい「春の祭典」・・・
高校の文化祭で、音楽室でレコードコンサートをやった時、ワタシが持ち込
んだLPはこのカラヤンのものでした。これほど聴いた「ハルサイ」はありませ
ん。
幼馴染の友人が持ち込んだのも覚えてます、バーンスタイン/ニューヨーク
フィルの「幻想交響曲」。ティンパニの皮の振動が伝わってきまして、これも
忘れられないなぁ。(彼は有名な商社に勤めていたが、交通事故で若くして
死んじまいやがった)
展覧会の絵」:
今聴くと、この演奏も音色も明るく軽い。外連味はいたって少なくて、まあ
スピードこそそう速くないけれど、思ったよりスッキリした演奏。
こんなふうに聞こえるとは思わなかった。
春の祭典」:
いいですねぇ。突飛さはなくても、とてもバランスよく演奏巧者という感じ。オ
ケがパワフルで記憶より明るくカラフル。なんたって、音楽が若々しい! 
の感覚は意外。こっちが年を取ったということなのかな。
このころからDGが一皮むけたようないい録音になったなんてことが書かれ
ていた記憶がうっすらあります。
あんなによく聴いたのに、新鮮でした。
もう少し厚ぼったく重たい感じだったと思いますが・・・

さて、2枚目を見てビックリ。
CDの色が違う。LONDON、えっ?
F00L-23015、なんだ日本盤じゃないか。ポリドールの時の規格番号だね。
昔のこととはいえ、こういったことはけっこう覚えています。
なになに・・・
 ホルスト組曲「惑星」
 エルガー:行進曲「威風堂々 №1・2・4」
  ショルティ指揮/ロンドン・フィルハーモニー(Ⓟ1977/79)
だって!一応イギリスものというコンピレーション。
きっちりセロファンを巻いてあったし、中身を確かめる気などもとから持って
なかったもんなあ。
これ売り物にするかよ!ハハハ。
「そらアカンやろ!」と、はじめは返品しに行こうと思ったんだけど、チャイコ
フスキーはどうせ聴かないだろうから、、、ま、いいかぁって気になって、結
局そのままにしちゃいました。
DECCAの「惑星」というと、なんといってもカラヤン/ウィーンフィルのLP。
このころは、ストコフスキー盤やサージェント盤があったくらいで、まだまだ
人気曲ではなかったはず。それをカラヤンが取り上げ、演奏・録音とも素
晴らしかったものだから、一躍人気曲になった。
天文台を中心にした濃いブルーの写真の豪華見開きジャケット、向きが縦
になっていました。中の解説は岡俊雄さんだったと思う。これ、よく聴いた
なぁ・・・
このショルティのも、もとはアナログ録音でしょうが、いい音のようです。
いたってまともな演奏で、アゴーギグなど少なめ。全体にテンポが速いが、
強引というほどではない。この曲は少しは外連味や演出があってもいいん
だけど。 レコード会社との契約だからしょうがなく録音した、なんてのが本
当のところかもしれないネ。カラヤンのうまさには到底かなわない。

春の祭典」を何百種も聴かれたというブログがありまして(まだ継続してお
られるかもしれません)、以前いくらか読ませていただいた。分析、蘊蓄、ハ
ルサイ愛などが猛烈。世に出た「ハルサイ」のほとんどを聴かれたんでしょ
うね。とにかくその数には仰天。これぞ‘ブログ’!
その方の上位に、このカラヤンの録音は入っていなかった思います。
確か1位はブーレーズ/クリーヴランド管。2位か3位がマルケヴィチ/フィル
ハーモニア管でしたっけ。どっちも聴いたことがないので、聴いてみたい気
はしています。