休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『ブレードランナー 2049』

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20180613(了)
映画『ブレードランナー 2049』 Blade Runner 2049
  監督;ドゥニ・ヴィルヌーブ//ライアン・ゴズリング/アナ・デ・アルマス/
  シルヴィア・フークス/ロビン・ライト/マッケンジー・デイヴィス/
  カーラ・ジュリ/ハリソン・フォード/ジャレッド・レト
  音楽;ベンジャミン・ウォルフィッシュ/ハンス・ジマー
  2017年/米映/163分/DVDレンタル
  <★★★△>


(映画.com.解説から) ・・・前作から30年後の2049年の世界を舞台に、ブレ
ードランナーの主人公“K”が、新たに起こった世界の危機を解決するため、
30年前に行方不明となったブレードランナーのリック・デッカードを捜す物語
が描かれる・・・
世界の危機ってのが、いまいちピンと来ませんでした。異常気象によるのな
ら、前作だってそうなんだし、人類が生き残ってゆく方向や方法として、旧レ
リカント退治は最重要なの?・・・と上記解説に盾ついてもせんない。
でも、ストーリーは確かに‘続編’になってました。
K・W・ジーターという人が「映画の続編」として2作目、3作目と「小説」を出し
ていた。読んだことはないけれど、たぶんこの映画とは関係ないんでしょ?
(そうでもないのかな・・・)
世相がわかったようなわからないような、、、でも都会の「空気」は前作より
もっと悪くなっているようでした。
日本語がたびたび聞こえました。
話は、フーン、そう来たか!手堅いじゃないですか!という感じ。
デッカードとレイチェルの間に子供ができたらしい、その子が‘未来’を担っ
ているという、決して広がりを感じるものじゃない事柄に収斂している。
主役である「K」はデッカードを探して抹殺する役目を負うとともに、自分の
記憶に疑問(あてがわれたものではなく、作られたものでもないのではない
か?)を持つ。それがこの件にモロ絡む・・・ 
P・K・ディックが果たしてこんな未来を描いたろうか、と言っても始まりません
けどね。
前作に出ていたE・J・オルモスは年を取っていて、ホームみたいなところに
いた。これは本人だと思いましたが、レイチェル役のショーン・ヤングが2度
出てきました。はじめのは以前の映画のシーンから持ってきたようでしたが、
2度目のは顔はそっくりだけど喋り方がヘンだった。あれはご本人かCGか?
H・フォードさんは、壮年期まで出た大役の映画が、続編と称してそののちも
製作されるものだから、大役が老けて出てくる役でいろいろお出になってい
る。恵まれた方。続編頼みも多いハリウッドの苦労が見えていると思うもの
の、そんなこと、ワタシがエラそうに言うことでもない。
音楽はあまり魅力的ではなかったな。前作のヴァンゲリスの音楽のスタイル
をおおむね踏襲したみたい。その面ではうまく作っていたみたいです。
担当は二人で、一人は大御所ハンス・ジマー どう分担したんでしょうか。
ジマーさんらしい音はまったくありませんでした。
ヴィルヌーヴ監督ご贔屓のヨハン・ヨハンソンならもっと違う音~たぶん相当
重くて不穏なサウンド~になったろうが、監督あるいは製作者側が「踏襲」に
拘ったために、ヨハンソンが断ったか、ヨハンソンでないほうがいいと判断さ
れたのではないか。
いろんな面で「続編」ということに縛られざるを得なかった感じがします。もち
ろんそういう意図で製作されているわけですが、その結果、いいところも悪
いところも出たのでしょう・・・
(ウーン、もう一度観なおしたほうがいいかも。)
映像は、汚れた空気の中のものなので、褒めるのも妙だけれど、素晴らし
かったです。オスカーの撮影賞や視覚効果賞を獲ったのもむべなるかな。