休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

Dune: Part Two

20240826(了)

映画『デューン 砂の惑星 PART2』

  監督;ドゥニ・ヴィルヌーヴ//ティモシー・シャラメゼンデイヤ
  レベッカ・ファーガソンハビエル・バルデムジョシュ・ブローリン
  音楽;ハンス・ジマー
  2024年製作/166分/アメリカ/原題:Dune: Part Two/DVDレンタル
  <★★★☆>

新作、観ました。
お話は、一作目の続き。紹介しても始まらないというより、上手く説明できない。
F・ハーバートの原作だって、たしかもう40年以上も前のことですからまるっき
り忘れてしまってますし。
 
アラキスといったか、ほとんど島流しのように飛ばされた、高貴な家系の母子が、
メランジ(特殊至極なスパイス)とサンドワームの星で、原住民(フレーメン、
だったか)に溶け込み、神話の条件を満たしつつ復権。ついには豪族をやっつけ
るまでに力をつけ、その星の王(皇帝?)の地位にまでのし上がってしまう。
一作目を踏まえないと、人物関係がちょいとメンドクサいんだけれど、それらが
見せ物のネタを提供している。それでも、なんとかダレさせず、しかもたぶん、
よくわからなくても案外面白く見られるんじゃないか。(無茶な言い方ですが)
この後、ポール・アトレイデ/ムアドディブは、星を守るために奮闘したり、孤
独や悩み多い状態になっていったり、子どものことがあったり(すごい娘になる
んです!確かこれは大きく扱われた)、メランジが人に与える影響のいろいろ
(目がどんどん青くなっていくだけじゃない、ギフト!)があったりしたような

記憶がうすぼんやりとはあるので、さらなる続編もあり得るんじゃないか・・・

それとも、きりがいいから、もうおしまいにするのかな。

 
いやもう、アクションシーンを含め、砂ばっかりにもかかわらず、なんといって
も映像の美しさ、カッコよさ、乾いた叙情などが半端じゃない。演技なんかにか
かずらってる暇がないほど。一作目より出来がいいんじゃないでしょうか。誤解
されそうですが、それだけでスペクタクル。観る価値ありだと思います。
あまりに長いので、ビールを排出するために二度中断し、攣りそうな脚を伸ばさ
なきゃなりませんでした。映画館じゃ困っちまうね。
ただ、この映像ははじめはきっと映画館の方がいいにちがいない。
(オペラ以外で映画館に行った最後はいつだったろう、思い出せない)
 
音楽もよかったですよ。ワタシ、なぜかあまり好きなほうではないジマーで、聴

き直しまでする気にはならないですが、なんだかとても上等だなぁと感じる劇伴

でした。

 
  ああ、パート3の製作が決まったって、春ごろのネットのニュースに載って

  います。知りませんでした。「砂漠の救世主」ね、確かそんなタイトルの巻

  があった気がする。