20200128（了）
映画『アリータ バトル・エンジェル』
監督；ロバート・ロドリゲス//ローラ・サラザール/クリストフ・ヴァルツ/
ジェニファー・コネリー/マハーシャラ・アリ/キーアン・ジョンソン/
エドワード・ノートン
音楽；Junkie XL（別名；トム・ホルケンボルフ）
2019年製作／122分／アメリカ／原題：Alita: Battle Angel（DVDﾚﾝﾀﾙ）
＜★★★＞
ここは2563年の、アメリカかな（？）
こっぴどい戦争（没落戦争と言っていた）があってから300年たってい
て、戦争前（今の延長線上の世界）とはまるで違った世界。
医師であるオッサン（ｳﾞｧﾙﾂ）が空中都市（上級国民ないし選民が住む）
から捨てられた巨大なゴミ溜めで部品になりそうなものを探していて、
一体の胸から上の壊れていないサイボーグ（ｻﾗｻﾞｰﾙ）を偶然見つける。
少女のかたちのもの。「これ」を持ち帰って機械的な再生を施す。医師
といってもそういうのが“医師”なのね。別の顔もあるが・・・
サイボーグ少女といってもかなり大人に近い。どうやら「戦士」だった
らしい。目がでかい。笑うと歯茎が特徴的に見える。一応女優さんが演
じていて、目などはCGで相当強調されてるということなんやね。いかに
も漫画っぽい。メカニカルな部分などは今はやりのCGが目いっぱい。た
くさんのバトルシーンはスピーディで迫力ありますねぇ。
ワタシはテレゲームのようなものは一切やったことがないのですが、き
っとこういう映画のような画面が動かせたりするんでしょう。
記憶を失っていた彼女は、少しづつ思い出しつつ、恋などをしつつ、闘う。
なんのために闘うのかということはネタバレになるが、完全にはわからな
いから、書くったってちゃんとは書けない。
で、例えば命の恩人である医師のバウンティハンター（≒私設警察）とし
ての活動の片棒、モーターボール（サイボーグに競わせるローラーボール
のようなもの）に興味を持ったためのプレイ、そして問題の空中都市が意
味深に絡んでのド派手なアクションシーンを楽しむ映画。
彼女アリータのフィジカルは無茶苦茶すごい。300年前に「最終兵器」と
して作られたが捨てられてしまった、なんてことでね、そりゃすごいわけ
なんだが・・・、無造作に捨てられていたもんだ。
どれだけ人気を博したかは知りませんが、メインのキャラクターは大体の
ところ生き残って、はっきり続編を予定した終わり方をしました。完結す
るもんだと思って疑わなかったのに・・・
空中都市かららしい、下界を観察している人物がいる。これエドワード・
ノートンみたい。独裁者としてというより、ほかに全く違った切り口の意
図がありそう・・・ 次回作がなきゃしょうがないもんねぇ。作られるの？
製作や脚本はジェイムズ・キャメロンら。ああ、日本の漫画（木城ゆきと
というかたの）が原作なんだそうな、それすら知りませんでした。
音楽は知らない人ですが、売れっ子みたいです。でもこれハンス・ジマー
のグループの音作りのよう。ーワタシには面白くないですね。
ここは「ブレードランナー」の時のしとしと酸性雨が降る暗い都市じゃな
くて、陽が射してました。空中都市の下のゴミはすごいようだったが、環
境はまだずっとましみたい。
実は前週に借りていたDVDがちゃんと再生できず、他の在庫でもダメだっ
たものだから、諦めて他の映画を考えもせずそそくさ借り直したのがこれ。
寝覚めが悪いってこともありませんが、失敗というか、ワタシには合わな
かったようです。
