休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

イランのホラー

20191224(了)
映画『アンダー・ザ・シャドウ 影の魔物』

 監督;ババク・アンバリ//ナルゲス・ラシディ
 2018年製作/84分/イギリス・ヨルダン・カタールイラク合作
 原題:Under the Shadow
 <★★☆>

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〈映画.com解説から〉 戦時下のイランを舞台に、不発弾とともにやって
来た「何か」に脅かされる母娘の恐怖を描いた不条理ホラー。1988年、イ
ラン・イラク戦争下の首都テヘラン。若き母親シデーは幼い娘ドルサとと
もに、最前線に招集された医師の夫の帰りを待つことに。ある日、母娘が
暮らすアパートの隣人が引き取った孤児メフディが、アパート内に邪悪な
神「ジン」がやって来たと言い始める。ドルサもジンの存在を主張し、徐
j徐に奇妙な行動を取るように。戦争の激化に伴い住人たちが次々と疎開
ていく中、ついに母娘だけになったアパートを「何か」が襲う・・・

 

イラン・イラク戦争時という設定がふるっている。
製作に英国以外ではヨルダン、カタールイラクなんて国々の名があるの
で、政治的には関係がないところで製作できたんでしょうか。それと当然

なのかもしれませんが、イランが製作国に入っていない・・・

 

医者の卵だった若い母親シデーがなかなか超常的現象を認めず常識的リア
リズムに拘り続けて、見る側を焦らしイラつかせる方法なんか、かなり古
臭い。なのに、このジャンルでオスカーの外国語映画賞候補になったなん
てのはめでたい。でもねぇ、マイナス点が多くって・・・


「何か」が判明しなくてもいいんだけれど、上の階にひっかかってだんだ

ん落ちてくるミサイルと「何か」を関連付けることはとてもじゃないがで

きそうにないのに、確かに映画はそうしているみたいであること。また、

彼女が医者になる道を拒まれている状態であることが、そもそもの始まり

に描かれ、いったいどういうふうにストーリーに絡むのだろうと思ったん

だけど、回収されずじまいだったこと・・・ てなことを皮切りに、言い

たいことがごっちゃり。
メモしましたが、ま、省略、です。

 

テヘランが舞台なのに、エスニック風味はあまり感じられなかった。爆撃
さえなければ、舞台が英国でも米国でもかまわなかった気もします。
深読みできるんでしょうか。ワタシには、オスカーの外国語映画賞候補の

理由だとか必然性だとかも感じられなかったですね。それともやっぱり何

かメッセージがあったんでしょうか。(ま、この賞は順繰りっぽいので、

あまり気にする必要はないっちゃないですけど)

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*ドローンでもってピンポイントでイランの英雄司令官を抹殺したんです
から、俄然不穏なイラン情勢です。ニュース時はすわ戦争かと思いました。
トランプさん、根回しが早かった・・・でも、各国の平静さ、意外です。

報復合戦の可能性は低くないですが、起きないでほしい。まだわかりませ

ん。

金委員長の防弾用着衣はさらに分厚くなるんじゃないかと言う人がいて、

不謹慎かもしれないが、職場の雑談は盛り上がってしまいました。