休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『ザ・オペラティブ』

20211109(了)

映画『ザ・オペラティブ』

  ユバール・アドラー監督//ダイアン・クルーガー/マーティン・フリーマン
  2019年製作/117分/G/仏・独・米&イスラエル合作/
  原題:The Operative/DVDレンタル
  <★★★△>

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(ある解説から)多言語を操ることができるレイチェルは、ドイツで活動するモ
サドのエージェント、トーマスに見つけられ、ずるずるとリクルートされてしま
う。工作員としてイランのテヘランに潜入する。レイチェルに与えられた任務は
イラン軍にハイテク機器を提供している電子機器会社の社長に英語教師として接
触し、彼から機密情報を引き出すこと。テヘランに馴染み、目的通り社長に近づ
いたレイチェルは、順調に工作員としての任務をこなす。しかし彼女がモサド
らの指示に不審を抱き始めるも、社長の子どもを宿していることが発覚。指示を
出す役であるトーマスの取り計らいもむなしく、歯車が噛み合わないまま、事態
は急激に悪化。レイチェルは我が身と社長の命や名誉をかけて、モサドを相手に
無謀ともいえる賭けに出る―。
 
 
「ザ・」も気色悪いが、せめて「ザ・オペレイティブ」にしてほしい、、、

でないと意味不明でしょうに。 このタイトルにした言い分、訊いてみたい。(こ

ういう発音もあるのかもしれないけどネ)

 
上の解説では殆どストーリーを言ってしまっているけれど、言っていないことは
無論たくさんあって、このエイジェントと情を通じてしまう会社社長とのいろい
ろ。世界中からなんだか嫌われてもしょうないと思わせるようなモサドの連中が、
なんとも狭っ苦しく非情な世界に住んでいるのか(まあ人間らしさなんて要らな
い世界ではあるのだろうけれど)、なんてこと。
さらには、それにしてはモサドに尽くしてきたトーマスという指示役に不自然に
も存在する柔らかい感受性がかえって話をややこしくすること。
・・・とか言い出すと、レイチェルがテヘランで長い間我慢し続けられたことも、
なんだかわからなくなっちゃうんだけれど・・・
 
製作国としてイスラエルもちゃんと入っているのも不思議やね。
わざわざこんな映画、作って大丈夫なんやろか・・・
 
でも、こういう(国というものの腐ったような、必要悪的な部分である)諜報活

動って、やっぱりあるんやでと思わせて、鬱陶しいこと。そういうのが現代って

ことか。

中国が要らなくなった衛星を破壊したそうで、そのせいで1500個?ものゴミ
が飛び散ってしまい、他国の衛星に危険が及ぶ可能性があると、あっさりしたニ
ュースがあった。あっさりしているのは、非難声明を出している衛星を飛ばして
いる国々もそういうことはやっているそうで、中国だけを責めるわけにもゆかな
いからではないかと思われる。
そんなルールもない (いや、一応あるのかもしれないけれどネ)状態で、地球人
が宇宙に漕ぎだして行けるかねぇ、無理なんじゃないの?とか・・・こんな疑心
暗鬼が人類にはお似合いだよ、なんてね。飛躍しすぎか。
話を議論を、ピョーンと飛躍させたいのを我慢して、、、ハハハ、、、
 
悲惨な経験や記憶をきっかけとして、ペイトリオティズムに近づくという、妙に
ありふれているくせに、どうしようもないみないな、タメ息の出るお話、の仲間
か変形。クルーガーの殆どの演技や表現がなかなか真に迫っていて、少し疲れて
しまいました。
イランではロケなど出来ないから、こっそり撮ったとか、どこかに書いてあっ
た。イランのシーンはほんとうにイランらしい。(作る努力はスゴイ! そうか
もしれないが、実際はヤレヤレ!)
これには原作小説があるようです。原作の出版も映画も、イスラエルじゃ許し
てもらえないんじゃないのかなぁ・・・イスラエルやイランにとどまらず・・・

どんなもんか・・・これもよくわからない。ちゃんと観ることができていない

のかもしれない。その可能性大。観直しなんてしないし。こうして軽いエンタ
メに戻る。

 

ところで、DVD借りて映画を観るの、ちょっと間遠になりがちです。

観ようと思うDVDがなかなかなくて、頼んでも妙に時間がかかるから。
なんで店の在庫、「アンコ」ばかりにしちゃうんだろうと思うが、まあしょう
がないんだろうね。このレンタルってやつもどんどん縮小中。
(選択方法も観方も変えていかなきゃならんのだなぁ、めんどうだなぁ、しん
どいなぁ・・・というのが本音です。)