休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『すばらしき映画音楽たち』

イメージ 1
20180126(了)
映画『すばらしき映画音楽たち』 Score:A Film Music Documentary
  監督;マット・シュレイダー
  2016年/米映/93分/DVDレンタル
  <★★★>

主に1970年代以降のアメリカ映画の映画音楽秘話をたくさん紹介してい
る。原題はSCOREですから、ワタシの好きなオーケストラ系の音楽が中
心でした。
亡くなった方も若干は出てきましたが、ほとんど現役の作曲家中心。それ
モリコーネを除いて、すべて米英の方。
解説役というか、喋りが多かったのは、ブライアン・タイラー。(若い!)
コメントが頭抜けて多いのは、今や大御所(いや、親分かな?)のハンス・
ジマー。
亡くなってしまっていて言及されたのは、アルフレッド・ニューマン以外は、
いずれも大好きなバーナード・ハーマンアレックス・ノース、ジェリー・ゴー
ルドスミス。
(ネット解説にエルマー・バーンスタインの名が載っていたけれど、見逃し
たかなぁ。「荒野の7人」が載ってるか。そのシーン見逃したのかも)
それと、ちょっと前(2015年)に亡くなったジェームズ・ホーナーは、追悼ふ
うな扱いで最後に紹介された。
作曲家以外のコメンテーターは監督以外は知らないものの、作曲家のほ
うだいたいはわかりました。紅一点レイチェル・ポートマンも一度出てきま
したね。
よく知っている名では、トーマス・ニューマンアレクサンドル・デスプラ
喋るところを見られて、これはよかった。
いまやビッグネームであろうM・ジアッキーノは出なかった。
でね、録音シーン以外はワタシには残念ながらあまり面白くなかった。
点数は甘いです。
観る前の想像では、映像が音楽によって最高に映えた幸せなシーンが解
説込みでたくさん観られるんじゃないかと期待したのです。そりゃ、内幕に
も興味がないわけではなかったんですけど。
作曲家の苦労話と自慢話をまとめたような通り一遍の内容と言っていいと
思います。
スタジオのオケはかなり上手いですね、やっぱり。多くは初見でやっつけ
ちゃうんだ。
組合の問題だったか契約の問題だったか、演奏や録音に使える時間が
限られているために、Original Motion Picture Soundtrackのアルバムのた
めの時間などが絶対的に足りないので、アルバムの収録時間が妙に短い、
なんていう一昔前の状況は、今はどんなもんなんでしょう。
それから、紹介されていたような、弾いていて面白い、楽しい楽曲は(例え
ジョン・ウィリアムズのもののような絢爛たるオーケストレーションの曲
は)この頃は少なくなっていると思うなぁ。その辺もどうなんでしょう。
時代遅れ、ぜいたく品・・・
ワーグナーのような、キャラやモチーフの描き分けなら、やっぱりオケが向
いていると思うんだけどなぁ。
楽器の使い方、音楽のタイプの変遷などももっともらしくしゃべってはいまし
た。基本的に、映画にはどんな音楽も合うわけで(ワタクシメだけの持論で
はありません)、音楽のジャンルなんか実は関係ない。音楽を選ぶ人や作
曲者が「これだ!」と思えばなんであれ、それでいいのだと思います。
監督の感性、作曲者や編曲者、オーケストレーターのアイデアや感性がな
んといっても大切この上ないことはもちろんですけどね。