休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

MJQ/EIGHT CLASSIC ALBUMS 2-2

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20180506(メモ了)
MODERN JAZZ QUARTET/EIGHT CLASSIC ALBUMS
                                      2-2
Disc1
(1)SONNY ROLLINS With The MODERN JAZZ QUARTET(1953)
(2)AN EXCEPTIONAL ENCOUNTER(with BEN WEBSTER)(1953)
Disc2
(3)DJANGO(1956)
(4)CONCORDE(1955)
Disc3
(5)FONTESSA(1956)
(6)THIRD STREAM MUSIC(1957)
Disc4
(7)ODDS AGAINST TOMORROW(1959)
(8)PYRAMID(1959)
  Real Gone Jazz/CD/ジャズ/4枚組/輸入/中古屋

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〈Disc3〉
(5)フォンテッサ
(3)(4)同様、ジャック・ルーシェほどじゃなくても、バッハ風の味付け(カノ
ンやフーガなど)が濃く出た曲が混ざる、いかにもMJQのアルバム。フラ
ンスの‘ノワール’とかいう言い方をする映画によく合う。 <★★★☆>
(6)サード・ストリーム・ミュージック
これは間違いなく初めて聴きました。現代音楽っぽい。フリージャズだとか
アヴァンギャルド・ジャズといった言い方をされた即興が主の小うるさい音
楽とは一線を画しているとはいえ、明らかにクラシックのジャンルにおける
現代音楽というときのものに近いところがあるという気がします。
チェロだけは書いてあるものの、聴けばそんなはずはない。アルバムタイト
ルで調べてもどうも編成がよくわからない。
 ⑧⑨; +Jimmy Jiuffre 3(1957)   /フレンチホルンやフルートなんかが聞こえる
 ⑩   +4管 +cello+harp(1959)
 ⑪⑫; +Beaux Arts String Quartet(1960)
上記はレヴューを書いておられる方の記述を引用しました。⑧⑨は、サッ
クスやクラリネットのジュフリーの、⑩はLewis(この人知りません)の、⑪
⑫はシュラーの作品ということです。録音年も違ってるんだな。
レヴューには、ほかに「グレン・グールドの演奏ほど時代を超越した音楽
じゃない」と、トンチンカンな比べかたをした目が点になるような評もあっ
て、思わず笑い声をあげてしまいました。若い方なんだろうね、きっと。
ま、ワタシはグールド苦手人間ではありますが、、、それとは関係なく、こ
の比較には意表を突かれました・・・
いや、⑫なんか、MJQと弦楽四重奏ですよ、ガンサー・シュラーの試みは
ジャズっぽさをしっかり残したもので、案外面白い。      <★★☆>
〈Disc4〉
(7)オッズ・アゲンスト・トゥモロー
*『拳銃の報酬』1959年、米映、ロバート・ワイズ監督/H・ベラフォンテ、R・ライアン、S・ウィンタース
  (W・P・マッギヴァーン原作)
この映画の音楽をジョン・ルイスが担当した。その中の音楽をもとにジャズ
アルバムを作ったそうな。サントラじゃない。
映画らしさは感じない。ただおしまいの⑥が寂しい感じで、エンドタイトルの
時の音楽みたいというぐらい。
そんなこと知らなくても、どうだろう、(3)や(4)や(5)に繋がってる。
                                     <★★★△>
(8)ピラミッド
聴いたことはあるはずだけど、覚えているはずもない。
とてもあいまいな表現ですが、‘グルーヴィー’でいいですね。いつまでもこ
のスタイルでは続かなかったんじゃないかとは思いますが。
ジュニア・マンスにでも捧げたんでしょうか、のんびりと長たらしくてよか
った。⑩の「ジャンゴ」はDISC2のアルバム‘ジャンゴ’の中の同曲①と、全
く違ってアップテンポ。これもよかったな。            <★★★☆>

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