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去年、津和野に行って、街をぶらつき、安野光雅美術館を見てきました。 |
このブログにも何か書き込んだんだけど、いやはや、もう何を書いたか |
忘れてしまっています。 |
いい町でした。国内、国外を問わず旅行者は萩ほど多くはなかった。 |
この小旅行を決めるにあたっては、カミサンと結構揉めたのですが、まあ |
めったにこういうことを自分から計画したりしないワタシメを立てて、結果 |
的には付いてきてくれたのでした。 |
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この本に出てくる田舎町は、実際に今でも田舎町でね、安野さんの子供 |
時代には、それこそ小さな村という感じだったんじゃないでしょうかね。 |
そんなことを思いながら読みました。 |
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ずっと前の文章と比べると、いくらか雑になった感じがします。 |
かなり細かいことを覚えておられるようでもあり、感心することも多いので |
すが、うまく思い出せないところもあって、無理はせず、今書けることで補 |
っておられる。 |
‘今書けること’といったものの中では、非常に広い付き合いをされたこと |
がわかる。有名人がぞろぞろ出てくる。 |
付き合いの広さを誇っているみたいに見えやしないかなどと忖度して、そ |
ういうことはあまり書かないのが普通かもしれないとも思うが、安野さんは |
もうそんな煩わしい気づかいをする年齢を過ぎちゃったって感じやねぇ。 |
オフクロの2歳下。書かれたのはちょうど90歳かその一歳下ぐらいの時で |
しょう。 |
ちなみに、ワタシとはルートが違うが、オフクロも安野さんの絵は好きなよ |
うで、印刷された絵を2枚ほど(額縁に入れて)持っています。 |
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自伝の補完的内容を、思いつくままかわいい挿絵と共に、というような、気 |
軽なメモの集積。 |
密度の濃いものじゃない。でも、なんだか好きです。他にも似たようなもの |
が出ているので、読めれば読みたいナ。 |