11月19・20・21日、珍しく少し遠出しました。自分で言うのもナンですが、 |
基本的に出不精なので、そこそこ珍しいことではありました。 |
安野光雅美術館に行ってみたくなり、一か月半ほど前に計画。 |
計画後は行くまでほとんど忘れたような状況で、いきなりポンと出かけま |
した。JRとバス。 |
湯田温泉/津和野/萩 が降り立ったところ。
(写真は、大半絵葉書的なのでボツにしました。)
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美術館以外は付け足しのようなものだったのですが、「以外」を決める際
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はカミサンとウンザリのもめ方をし、‘ほとんど忘れたような状況’というの |
には、まあ、意味もあったわけです。 |
( 湯田温泉。 夜着いたら、駅舎の隣にぬぼーっと立っていたでかいキツネ。)
( 湯田温泉、朝、腰の曲がったおばあさんが公園の足湯を掃除していた。)
( 湯田温泉駅。列車待ち。霧が出ていて雰囲気がよかったので・・・)
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津和野は画伯の絵本の通りで素敵でしたが、田舎でけっこう辺鄙。 |
美術館は津和野町営。 |
落ち着いた和風な造り・・・、愉しみました。もともと絵は好きな方である |
カミサンもまんざらではなかったようでした。 |
カミサンは孫用の絵本2冊、私は新書1冊買い込みました。 |
書籍類は司馬遼太郎との仕事のような雑誌類も含めてずいぶんたくさん |
ありましたが、「日曜喫茶室」(NHKFM)で記憶に残った文語文に関する |
新書が見当たらず、受付に尋ねたところ、大分時間ががかってわかった |
ことには、この本は絶版のようで、ネットででも探すほかないようでした。 |
我ながらよく覚えていたもの。買った本だって、ネットで買えば安いのに |
ねえ。 |
古い街並みをリニューアルしてあって、この一本の道を、‘地酒無料ふる |
まい’でいく杯かいただいてふらふらと歩いたら、萩へ向かう時間になっ |
ちゃった。
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(津和野駅に到着)
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(酒をふるまわれたので、1枚。SLファンではないけどね。
SL、走っているところ観ましたよ。)
萩はなんといっても有名だから、観光客が多かろうと思っていましたが、
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ラッキーなことに奈良や京都のような押すな押すな状態とは程遠く、外国 |
人(団体さん)もいたって少なかった。この日が月曜日というのもよかった |
のかな。 |
この日もあまり天気は良くなかったけれど、町の端から端までけっこう歩 |
きましたね。 |
城下(城跡ですが)には歴史上の有名人が住んでいたという住まいがご |
ろごろと並んでいて、造りや景観を損なわないようにしているなんざ、観 |
光資源であるとはいえ、たいへんだ。 |
ごくちいさい松下村塾や、松陰が幽囚された家などの背後に、松陰の名 |
のついた立派な神社がある。これももはや歴史的建造物かもしれないけ |
れど、ワタシには胡散臭い。
(広い博物館)
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(昼飯時、食事処の窓から、どこかの 武家屋敷の一部でしょう。
この右手すぐのところに 萩焼の窯元があった。くわえタバコの
お兄さんが作業中でした。)
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3日間の平均歩数が1万1千歩を越えていて、ワタシとしては普段はあり
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えないから、画期的でした。
ここで突然、切り抜き・・・
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(写真) 藤原新也のコラム。遠出する朝に切り抜いていたもの。
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厳しい物言いである。分るような気はするものの、厳しすぎる気もする。
このかた独特のもの。
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様々な問題を喚起するので、興味が広がり、‘厳しい’という点はぼん |
やりしてしまうが・・・ |
門司なら萩とも近いではないか。萩の宿で、カミサン、アサリのみそ汁 |
がうまいうまいと連発していたのでした。
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帰り着いた翌朝、テッセンが一輪、外の街路樹の下には彼岸花が数輪、咲いている。 |
ちょっとヘン。 |