休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

メモから 恥ずかしながら トランプ

11/16(水)
 
福島第一原発の事故で福島から横浜市自主避難した中学一年生
(男子、13歳)が小学校でいじめを受けて不登校になったという記事
に、慄然。
小学校時代から「ばいきんあつかい」され続け、金を脅し取られ続け
た。3年生ぐらいかららしい。卒業後は普通の中学には行かず、今は
フリースクールに通っている。
手記が公開された。ほんの一部ながら、自殺をほのめかす文章が痛
痛しい。死ななくてよかった。(デジタル版に手記が抜粋で載っている
とある)
本人も学校に(担任に?)言ったが信用されず、だいぶんたってから
複数の保護者が気付いて学校に連絡し、事態が動き出した。
今は弁護士が立っている。
学校の中のことがいかにわからないか。
「賠償金があるだろう」など言われてのことだというから、そこまで気
が回る扇動者がいる。その子の親や喋りにも問題は大ありだが、親
側はまるで気づいていない可能性もある。
とにかく猛烈に腹が立ってしまう。
学校や教育、教師の労働条件や絶対数などの、要するに学校とそ
の上部組織すべての問題は確実にあるが、それだけでない。
いじめる側のねじれた僻み根性のような問題のほうが更に大きい。
ありふれたような話。だいたいいつも思うんだが、いじめっ子の親は、
そういう、傷口に手を突っ込むようなことをし続けた我が子と、どう向
き合うのだろう。
 イメージ 1
 
 
11/17(木)
 
天声人語によると、トランプという姓はかなり珍しいらしい。
なんと、もともとはドイツ出身。「Drumpf」というのが正しい姓。
ドイツとは思わなかったなあ。
で、祖父が移民したのだが、移民の係官がDをTと書き違えてしまった。
「Trumpf」。その後米国籍を取得する時に、自らを消し取ってしまった。
ついに「Trump」。
祖父は非常に商才があって成功した。ゴールドラッシュ時に口八丁で土
地を取得、食堂経営、娼館経営などなど。父親もやはり商才があり、ニ
ューヨークで不動産会社を起こし成功、世界恐慌で倒産後も立ち直った。
その頃にスウェーデン移民の子を装っていたのは、ドイツ系ではユダヤ
系の人々に疎まれるためだったとか。
祖父がの字を取り去ったのも、きっとそんな理由かな。尻にpfが付いて
いたんじゃ、ドイツ系だとまるわかりやもんなぁ。いやいや、祖父の代とい
うのはおおむね第2次大戦の前だから、そこまで読めるはずはないんで、
‘異常な商才’と書かれているのに通じる勘というか、先見の明というか、
そういうものだったのかもしれない。
そのほかは・・・
トタンプさんご本人は、‘過度の潔癖症’だそうな。
「私はいかなる握手も認めない。風邪かインフルエンザを患っていそうな
人が(略)近寄ってくる。日本のようにお辞儀の習慣があればいいのに」
と自著にあるんだって。
ふーん。
テレビの画面では握手をしていたような記憶があるが、まあよしんばやっ
ていたとしても、そういう気持ちなんだということやね。
天声人語は、もうすぐ安倍首相と会うトランプさんが、握手か、お辞儀か、
などと茶化し、会談から目が離せないと結んでいる。
トランプさん関連の記事は毎日相当量になる。
今日は内紛ものが派手。
今日の長い読み物としては、人気の仏学者エマニュエル・トッドさんと日
本の論客として渡部恒雄さん(あの渡部恒三氏の長男。よう似てはる)
の意見を並べて、「見過ごされて来たもの」と称して、選挙の見誤りの
解説をさせている。結果論。でもあまりよくわからない。違う意見を並ベ
てやり過ごそうという感じが多いこの頃の朝日の傾向という気がする。
下にクルーグマンというノーベル経済学賞をうけた先生の、月1回ぐらい
で載るコラム(NYタイムズの転載らしい)があって、これなど、長たらしい
が、結局のところ、トランプ現象はすぐには結果はわからんが、今後何十
年も、あるいは何世代も逆行してしまったかもしれん、ということを言って
いるのすぎない。このコラムのタイトルがこうだ;
『恐れおののく米国人へ あるべき姿へ戻る道探ろう』
まあ、みんなワカラヘンのですな。
 
これも新聞・・・
「宇宙ステーション 中国が造るんだって?」
『宇宙で実験を進め、22年に完成予定。軍事利用の懸念も』
‘いちからわかる!’と銘打たれているように、子供でも分かるようにルビ
付きで書かれている。一応知ってはいる。
環礁を埋め立ててやっていることと、まるっきり同じだろ?
軍事利用、やらないわけがない。
 
 
11/18(金)
 
毎日トランプ。
ずっと続くんやろう。
今朝は安倍首相が、外国の首脳として先陣を切って、米次期大統領と
会談。非公式(???)なもんだから中身は言えんのだって。
1時間半も語り合い、「なんとか、やっていけそうじゃん」という感触を得
たらしい。
思いやり予算」のことなんてきっと話してないのだろうなぁ。
 
もう一つは、トランプ政権の要職に候補が大勢群がるの図。
政界の人脈はまだまだこれからのようだからわからなくもないが、中に
は、選挙中にはムチャクチャな、非難・中傷合戦繰り広げた人たちも含
まれる。
ちょっと、理解しかねる感覚やね。米国の政界は(≠世界は)‘こういう
もの’でできている、と想像したら、頭の中がダリの絵みたいになって、
わけのわからん笑いがこみ上げてきた。