〈帯紹介文〉 アフロ・キューバン・ジャズの第一人者、パーカッションのモンゴ・ |
サンタマリアが自身のグループを率いて71年、“モントルー・ジャズ・フェスティ |
ヴァル”で繰り広げた熱狂のステージ。ラテンのグルーヴと哀感が交錯する① |
や、ラテン・ファンクの②。さらにテンプテーションズのヒット作⑩までハッピーな |
グルーヴで聴かせている。ゴージャスなラテン・ジャズの醍醐味にひたることの |
できる1枚。 |
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1971年6月録音とある。 |
学生時代にあの懐かしいK市、O町の裏通りにあるジャズ喫茶で、確かに聴い |
た。でなきゃこのジャケット写真なんて覚えているはずがないもの。 |
喫茶のマスターは、輸入盤か邦盤かはともかく、多分新譜を買ったんだな。今 |
頃分かったよ。 |
で、聴いたのは浪人や留年などを経て、少し年を食った卒業のちょい前ぐらい |
だったんだ。 |
で、その頃はどちらかというとコルトレーンのような‘重いもの’に感性が向い |
ていて、こんなラテンものはほとんど苦手といってもいいくらいだった。 |
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ネットで探し物をしている時に、見覚えのあるジャケットに気づいてツバを付け |
ておいたもの。このごろティト・プエンテなんか気に入っていて、間違いなく耳が |
変わっているからね。 |
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さて、学生時代以来です。プエンテよりジャズ寄り。去年1枚聴いたけれど、そ |
れよりはいい。でも‘当時’だって、ジャズ喫茶には少々合わなかったんじゃ |
ないかなぁ。 |
もっとも、そのジャズ喫茶のマスター(オーナー)は実はコンガ奏者だったもの |
だから、仕入れるレコード中、パーカッショニストがリーダーのアルバムが占 |
める割合は、思い出すまでもなく多かった。 |
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ライブならではで、ものすごくテンションの高い演奏。 |
客の盛り上がりもスゴイ。 |
ワタシも、職場で(!?)、車中で、結構楽しみました。 |
こりゃジャズじゃないだろう、なんていう感じは、少なくともこのアルバムを聴く |
限り感じられないし、モントルーのお客さんはジャンル分けなんぞに拘ってい |
たわけがない。 |
結果的にはね、カリブの匂いがより強く感じられたり、ダンサブルに聞こえる |
プエンテのほうが、ワタシは好きなようだとは思いましたが、でもこれもなか |
なかどうして! |