休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

afro rhythm/Mongo Santamaria

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20151029(了)
afro rhythm/Mongo Santamaria
Disc1 Our Man In Havana
①Jamaicuba
②Manila
③Hé Guapachá
④Cha Cha Rock
⑤Vengan Pollos
⑥Barandanga
⑦Linda Guajila
⑧Vamos A Gozar
⑨Miss Patti Cha Cha
⑩Viva La Felicidad
⑪Tele Mina For Chango
⑫Olla De For Olla
⑬Yamaya Olodo For Olla
⑭Yeye-O For Ochun
⑮Wolenche For Changó
⑯Aqua Limpia
⑰Ochun Mene
⑱Mexico
⑲Mañana Son Mañana
⑳Complicaciones
  <★★△>
Disc2 Sabroso!
①Que Meravilloso
②En La Felicidad
③Pachanga Pá Ti
④Tulibamba
⑤Mambo De Cuco
⑥El Bote
⑦Pito Pito
⑧Guaguanco Mania
⑨Ja,Ja-Ja
⑩Tula Hula
⑪Dimelo
⑫A La Luna Me Voy
⑬Para Ti
Bonus Tracks
⑭Afro Blue
⑮Yambú
⑯Imaribayo
⑰YeYe
⑱Ayenye
⑲Timbales y Bongo
⑳Columbia
  <★★☆>
  モンゴ・サンタマリア(congas)ほか
  録音:Disc1(1959)、Disc2(1958~1960)

  2011年/CD2枚組/ラテン系/Not Now Music/ネット/中古

なにかこのアーティストのものをと思って探していたら、この2枚組が評価もよく
安かったので手に入れてみた。
Disc1.
①から⑩までは、カリプソだとか、チャチャチャ、ルンバ、マリアッチなどの古風
な流行音楽の調子で(名があるんだろうが知らない)、のんびりしていて、いい
もんだと思っていたら、⑪からはコンガその他のパーカッション以外は引っ込み、
あとはヴォーカル。そのヴォーカルも、スペイン語だけでなく、どこかわからない
言葉。でもって、歌もリズムも完全にルーツであるアフリカ(ルーツはコンゴで、
キューバに連れてこられた)の音楽にうんと近い!
それで「afro rhythm」というタイトルなのかな。
1959年ねえ。
レゲエやサルサやソカ、あるいはラテン・ジャズなんかのかなり前という感じ。
それにしても、このアフリカっぽさ!!!
こうなるともう中南米音楽ではないんじゃないかねえ。
モンゴ・サンタマリアは、もう数年してから劇的に変貌したんだろうな。
商業主義に堕して、などと言われながらさぁ・・・(特に日本人はそういうことを
言いそう!)。 ・・・かどうか知らないけどさ。
残念だけれど、聴きたかった音楽とはかなり遠いもの。
Disc2.
その点(2)のほうは、録音時期は上記と重複しているが、サルサや洗練され
たラテン・ジャズなんていって、ワタシが聴きたいと思っていたものにもうちょっ
とで届く。①~⑬.
やはり(1)のアルバムは強いコンセプトのもとに作られ編まれたんだろう。
ボーナストラックの最初の⑭Afro Blue は有名曲だが、すっきりしていてなか
なかいい。
そのあと⑮~⑰は、Disc1の⑪以降と同じような感じで、パーカッションと歌だ
け。言葉はアフリカのもの? ⑱はそれにギターが加わり、⑲はパーカッション
の饗宴、⑳はそれに唸り声や掛け声のようなものが加わる。この⑲⑳は趣味
じゃないものの素晴らしい。
学生時代に、よく入りびたっていたジャズ喫茶店で、モンゴ・サンタマリアが誰
がリクエストしたわけでもないのに、よくかけられていたのをひょいと思い出し
た。その理由がごくあたりまえだったことも。
そこのちょび髭をはやしたマスターがなんのことはない、プロかアマかは不明
だけれどボンゴ奏者だったからなんだよな。
ある時その町にナベサダがやって来て、わりと大きなホールでライブがあった。
記憶違いでなければマスターは舞台にいて、ボンゴを叩いていた。・・・いや、
記憶違いかな。天下のナベサダと共演できるものだろうか。別の機会だったか
もしれない。
奥さん、ワタシよりはずいぶん年上だったが、美人でね・・・
(なんて関係ない。気になる女性は常連客のほうにいたのでした。)
このジャズ喫茶店のLPの在庫数は、今から思うと大した数ではなかったのだ
けれど、どういういきさつだったか、ぼろぼろになった在庫表(リクエストのため
に客に見せるもの)を作り直そうという話になった。友人とワタシが手を挙げて、
かなり時間をかけてリストのリニューアル(手書き)をしたのでした。
もしあの町を再訪するようなことがあったら、あの店があったあたりも見ないで
はおれないでしょうね。もうあるわけはないと思うが、、、
ともあれ、モンゴ・サンタマリアはもう少し後年のもののほうが(≒商業ベース
に乗っかるべく、都会的洗練を経たものであるほうが)、今のワタシにはいい
よう。といってももうそれとてかなり古いものなんだけれど。
また機会があれば何か探してみてもいい・・・