(映画.com解説から) 国際数学オリンピックで金メダルを目指す天才少年 |
を描いたドラマ。自閉症スペクトラムと診断されたネイサンは、他人とのコミ |
ュニケーションは苦手だが、数学に関してはずば抜けた才能を持っていた。 |
普通の学校では適応できない息子の才能を伸ばそうと、母のジュリーは数 |
学教師ハンフリーズに個人指導を依頼。ネイサンは国際数学オリンピックの |
イギリス代表チームの一員に選ばれるまでになる・・・ |
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ネタバレかもしれないですが・・・ |
イギリスの自閉症の子供が主役である「僕」。 |
数学だけが好きで、ほかのことはからっきし。父親が死んでからは、母親が |
苦労して育てるも病気にはたいして進展なし。それが、問題はあるけれど |
優れた数学の先生につくことができ、数学の世界的コンペティションを目指 |
すことになる。 |
ドラマティックな展開になっていく。 |
コンペティション自体が彼にどういう影響を与えることになるかどうかはとも |
かくとして、それを通じてできた人々との交わりが、紆余曲折を経はするも |
のの、いいほうへ向かってゆく。 |
最後は、本人がいくつかの意味で‘目覚め’るのみならず、近しい人間が我 |
が世の春のような明るい希望を一斉に感じることになって終わる。特に母親 |
のそれは、ほっとさせずにおれない。いや、というよりそもそもこれは基本的 |
には彼の母親(サリー・ホーキンズ)のドラマといってもいい。 |
彼を普通の人間の世界へ、何とか少しだけ引き入れてやれるわけで、それ |
は‘成長’という言い方ができるのかもしれないが、脳の回路の再生みたい |
なもの。その回路のさらなる再生も期待させると言っていいのでしょうかねぇ。 |
でも、、、人の世は解けない方程式だとかいうような譬えは聞きたくない。余 |
計なお世話だけど。 |
邦題はウマイ。 |
‘マインド’というと、『ビューティフル・マインド』も数学(者)の話でしたね。 |
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どこかで見たことがある俳優だなあと思っていた。数学オタクを率いる先生 |
の配役にエディ・マーサンとあってびっくり。こっちの見かけが普通なのかも。 |
彼に引率されるイギリスの若き数学オタクたちがよかった。 |