休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『ジェントルメン』

20220408(了)

映画『ジェントルメン』

 監督・脚本;ガイ・リッチー//マシュー・マコナヒー/チャーリー・ハナム/
      ヒュー・グラント/ヘンリー・ゴールディング/ミシェル・ドッカリー/
      エディ・マーサン/コリン・ファレル/ジェレミー・ストロング
 2020年製作/113分/英・米合作/原題:The Gentlemen/DVDレンタル
 <★★☆>

<映画.com>解説から;・・・ガイ・リッチー監督によるクライムサスペンス。
イギリス・ロンドンの暗黒街に、一代で大麻王国を築き上げたマリファナ・キ
ングのミッキーが、総額500億円にも相当するといわれる大麻ビジネスのすべて
を売却して引退するという噂が駆け巡った。その噂を耳にした強欲なユダヤ
大富豪、ゴシップ紙の編集長、ゲスな私立探偵、チャイニーズ・マフィア、ロ
シアン・マフィア、下町のチーマーといったワルたちが一気に動き出す。莫大
な利権をめぐり、紳士の顔をした彼らによる、裏の裏をかくスリリングな駆け
引きが展開する・・・
 
と、この解説では別にどうということもないみたいだけれど、実際は、いくつ
もの想像が混ざって、時間が行ったり来たりする。
書かれてはいないんだが、ヒュー・グラント演じる探偵だか脚本家だかわから
ないゲスな感じの男が、映画の脚本だと称して、超高額で売り込んでいる。麻
薬王の右腕に対してストーリー・テリングをするのと同時に、実際のお話と脚
本ではこうしたい、という話が、まだらに入れ込まれる構造の作品で、実際に

は過去のお話らしい。観る側にとって深刻ってわけじゃないものの、妙にやや

こしい。

こんな映画だってままあるんだから、理解できるだろ、なんて言われそうです
が、いやいや、わかりにくいものはわかりにくいですよ。入れ子構造の変種。
最終的にはわかるので、それはそれでいいのですけどね。
殆どが探偵と麻薬王の右腕の極端に多いセリフでもって、説明的に進んで行き
ます。
当然ながら目が離せない。
なかなかあざとい・・・というのもナンだなぁ。
「gentle」って、隠語とか 反語的なもんなんやろネ。
 
最近こんなことがありました。
カミサン、ラッセル・クロウがあおり運転をやるコワイ男を演じている『アオ
ラレ』というのを借りて、「面白かった、エライ太ってたよ」などと言ってい
たのです。ワタシは付き合えませんでした。
で、思ったのが、「ああ、あれだけ頻々と眼を離して観て、面白いと思える映
画なんやな、オレはいいや」。(間違ってるかもしれへんけどね)

こっちのほうは良くも悪くも目が離せない。

(上記のようなカミサンの観方では無理)(でも下手な議論はしない)・・・