休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ナショジオ日本版 2017年11月号 2-2

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ナショナルジオグラフィック日本版 2017年11月号 2-2
      すごいぞ! 翼竜
【特集】
(1)地上でいちばん幸せな場所:
 デンマークコスタリカシンガポール。世界幸福度ランキングで
 上位に入る3カ国で、幸せに暮らせる秘訣を探った。
 日本でいちばん幸せな場所は?
(2)太古の空のモンスター:
 脊椎動物としては最初に空を飛んだ翼竜。相次ぐ化石の発見によ
 って、謎に満ちた姿や生態が明らかになりつつある。
                   特製付録:翼竜1億6300万年の進化
   ◆今月の表紙: :翼竜は鳥やコウモリが出現するはるか前から
   空を飛んでいた。世界各地で発見された化石から、1億6300年
   ほどにわたって、さまざまな種がいたことがわかっている。
   (表紙の4種は別々の時代のもの) イラスト=フェルナンド・バプティスタ 
(3)ジェーン・グドールの素顔:
 チンパンジーの研究で知られる世界的な霊長類学者の素顔が、
 忘れられていた未公開映像から浮かび上がってきた。
(4)迫害されるロヒンギャ:
 激しい弾圧に苦しみ、ミャンマーからバングラデシュに逃れた
 ロヒンギャの人々。避難先に安らぎはあるのか。
(5)アフリカ南部 巨大湿原の未来を守る:
 アンゴラの高原地帯を水源とし、ボツワナに広がる世界最大級の
 湿地帯オカバンゴ・デルタ。上流域の開発が進むなか、豊かな
 生態系の保全を目指し、大規模な調査が進められている。
(6)アパートの廊下の希望:
 フィリピン・マニラの貧しい地区にある公営アパート。
 そこには、苦しい生活の中でも希望を見つける人々がいた。
 【コラム】
●VISIONS 世界を見る
●撮っておきの瞬間
●写真は語る:「アイヌ、百人百様」(宇井 眞紀子)
●EXPLORE 探求のトビラ:
 「キリマンジャロ山の氷河」
 「マンタは回遊しない」
 「天然素材で果物が長持ち」
●生命をつなぐ:「正真正銘のシングルマザー」
●読者の声
●もっと、ナショジオ
●テレビでナショジオ
●次号予告
●日本の百年:「寒い季節においしい広島名物といえば」
   11月号/2017年10月31日発行/日経ナショナル ジオグラフィック社

〈感想〉

(4)迫害されるロヒンギャ:
この小さな記事ではほとんど何にもわからない。写真にも力がない。
ただ・・・アウンサンスーチーさんのノーベル平和賞は、結果論ながら、時期
尚早だったみたいだということは言えそうでっせ。
賞のことはいいから、とにかくなんとかならんのかね。
  *2/20には、ロヒンギャの女性に対する性暴力の実態、なんていうネット
   のニュース記事を見てしまった。日本の助産医の報告という体を取って
   いるもの。もし本当なら、ひどすぎ。その後、水害の恐れのことも・・・
(5)アフリカ南部 巨大湿原の未来を守る:
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本来砂漠であるはずのボツワナに、オカバンゴ・デルタという広い湿地帯が
あって、上流の地形や川の性格から、湿地でいる期間が長く、それだけに
乾季の影響が少ない、より豊かな湿地であるという。で、何が言いたいの
かというと、水源である北側のアンゴラが、下流の水量に影響が出てこざる
を得ないダムなどの計画を進め始めているので、このデルタ維持に危険が
迫っているぞ、という調査記録だ。
もっとも、内戦が続いたアンゴラでは、あちこちに地雷原があって(アホやね
ぇ)それがために開発は遅れている。結果、自然も維持できている。もちろ
んこことて時間の問題だけど。(ナショジオのとても典型的な記事)
並行して読んでいた中村安希さんの本『食べる。』(2011年出版)によると、
ボツワナは鉱物資源に恵まれて近代化が進んでいるという噂をすでに聞い
ていて、実際に行ってみたら、道路はアスファルトがきれいに敷かれ、日本
やヨーロッパの新車がビュンビュン走っていたんだそうだ。
ただし貧富の差は大きく、資格やコネの世界。‘美人であればセックスでい
い仕事をもらったりできる’というようなセリフが当たり前のように出てきた。
ため息もの。


 【コラム】
●VISIONS 世界を見る
 ・インドネシアのブロモ山 すごい活火山の写真。活火山結構好きなのです。
  太古の荒々しい、生き物がいるとはとても感じられない原始の世界を思わせ
  ます。
●写真は語る:アイヌ、百人百様」(宇井 眞紀子)
  ・一ページの読み物を挟んで数枚の写真は、日本中に散らばっているアイヌ
   のかたを7グループ紹介。名前でわかるわけはないし見かけでもまず絶対
   見分けがつかない。だってねえ、同じモンゴロイドだもの。確かに百人百様
   だけど、アイヌを意識していることは確かやね。それも猛烈に。(嗚呼、意味・
   違い・差別化・・・) ヨーロッパやアメリカをつい思いますね。そこでは、名前
   でわかるだろうし、見かけについても周りとまるで違う、いわんや移りたて
   の避難民や移住者においておや。

   高校時代に「部落」の友人ができかけたが、ある時向こうから、もう来ないほ
   うがいいよ、君に迷惑が掛かってしまうからと言って近づかせなかった。
   大ショックでしたね。そんなこと、思い出しました。


●EXPLORE 探求のトビラ:
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キリマンジャロ山の氷河」
   小さくなってしまっているとはいえ、こんなりっぱな氷河が残っているんです
   ねぇ、知らなかった。40メートルの氷壁・・・

●生命をつなぐ:「正真正銘のシングルマザー」
   なんと、あのどでかいコモドオオトカゲのこと。大スンダ列島なんて中学生
   時の地図に載ってましたっけ。インドネシアの列島、ここにしかいないんだ
   そうな。380万年前から存在していて・・・いやそんなことじゃなくて、交尾相
   手がいないと単為生殖するってこと。そしてその場合は雄しか生まなくて、
   その雄と交尾して更に子孫を残す。遺伝子の多様性上問題はあるけれど、
   生き延びているんだものねぇ、、、