休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『検事フリッツ・バウアー ナチスを追い詰めた男』

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20170821(了)
映画『検事フリッツ・バウアー ナチスを追い詰めた男』
  Die Akte General 
  シュテファン・ヴァーグナー監督//ウルリッヒ・ネーテン/
  デビッド・クロス/ディーター・シャード/ベルンハルト・シュッツ/
  音楽:アン・N・アスキン
  2016年/独映/93分/DVD/レンタル
  <★★☆>


(ネット解説から) 1959年ドイツ。ナチス戦争犯罪の時効まであと7年に迫り、
フリッツ・バウアー検事が中心となって、ナチス犯罪追及センターが設立された。
バウアー検事の独自の調査で、ナチス親衛隊アドルフ・アイヒマンの逃亡先が
イスラエルであるとの情報を掴み、政府に起訴と身柄送検の要請をする。しかし、
過去の罪を消し去りたい政府や組織内に潜むスパイの妨害によって、阻止され
てしまうのだった…。 
ユダヤ人であるバウアー検事は偉い人で、それなりの権力はあるんだが、ナチ
狩りを喜ばない勢力から妨害を受ける。手先になって動いてくれる若い検事を
選び活動を続ける。
受ける妨害が主眼といってもいいつくりの映画。これは知らなかったですねえ。
はっきり言って、日本のことを連想した。だってねえ、罪に問われなかったとは
いえ、軍に協力したとしか言えないような政治家がたくさんいて、憲法改正など
に一定の力を発揮していたりするからねえ。二世議員の代になってもその勢力
は続き、押しつけだからという理由ぐらいしか言えない方がいるんだもの。
や、いけねぇ・・・
まあ妨害勢力のことを描きたいのに、あからさまには描きにくかった、といった印
象もちょっと持った。
エンタテインメント映画として作られていると思う。
そして残念だけど成功していない。
せっかくインパクトのあるネタなのに、せかせかした作りで、落ち着かない。セリ
フもやたらと早口の人が多い。その割にサスペンスは半煮えで、といって考えさ
せたり感じさせたりする時間にも不足している。
むずかしいネタなんでしょうねぇ。