アバド シカゴ交響楽団 |
ABBADO CHICAGO SYMPHONY ORCHESTRA |
〈CD8-8〉 |
プロコフィエフ 1891-1953: |
(1)ヴァイオリン協奏曲第1番 Op.19(1917) |
①9:57 ②3:50 ③8:06 |
(2)ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.63(1935) |
④10:41 ⑤9:57 ⑥6:15 |
ヴァイオリン;シュロモ・ミンツ |
録音:1983年3月、デジタル、Tot.48:46 |
<★★★★△> |
CD8枚組/2017/クラシック/ドイツグラモフォン/ユニバーサルミュージック |
アバドさんは、とにかく団子状態の音は嫌いだ!というかただったん |
だろうね。できればどんな音も全部聞こえるほどにクリヤに鳴らした |
い。(誰だってそうだろうぜ。今さらなに言うてるのんと突っ込まれて |
もナンやけど・・・) とすると、〈CD3〉に書いたことなんだが、ブラー |
ムスやブルックナーあたりは、モコモコ、モヤモヤ感も結構好きなワ |
タシが聴いてもあんまり心が動くようなことはないのかな・・・ |
〈CD8〉 |
プロコフィエフの名ヴァイオリン協奏曲2曲。これらは性格は少々違 |
えど、ヴァイオリン協奏曲として共に屈指の名曲だとワタシは思って |
ます。曲がいいので、演奏家(もちろんソリストもバックも)の技量が |
悪くなければたいていそこそこ聴ける演奏になると思う。 |
ワタシの比較対象の演奏は、チョン・キョンファ/プレヴィン。バルトー |
クもチョンさんでした。ここまで激しい必要あるのかよという演奏。 |
それに比べると、ミンツさん、初々しくスマートで、甘いというか、ロマ |
ンティック! |
そしてアバド/シカゴ響のバックは鋭く非常にクリアでバランスが良い。 |
曲想がみんな意味のある繋がり方をしているという感じ。 |
そしてアンサンブルはビシーっとばかりに決まっている。 |
チョンさんとミンツさん、どっちもどっちやね、優劣なんぞつけられない。 |
これより10年以上前の録音で、ラインスドルフ/ボストン響という組み |
合わせのプロコフィエフのセットものが気になってます。ヴァイオリン |
協奏曲も入ってます。交響曲は全集ではない。 |
タイプとしては「古い演奏」かもしれないとは思いますが・・・ |
今年中に聴けたらいいな。 |
以上、名指揮者クラウディオ・アバドとシカゴ響、おわり。 |
セットものの締めとして、バッチリ・・・では古いか・・・最高!にしてお |
きます。 |
(8/1) |
(付録)
音楽系の内容で、いい言葉になっていると思ったので・・・
・
学生時代は、ドルフィー、ぜんぜんダメだったんですけどね。
ジジイ見習の年齢になったら、どうですか。抵抗なんか全然
ないじゃないですか。あのころの友人・知己たちは進んでた
んだなあ・・・
・
使い勝手のいい言葉「通奏低音」です。
でも実はなかなか深い。いや、たぶんむちゃくちゃ深いと思う。
まあ、当たり前と言えば当たり前。