休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ハイフェッツ 協奏曲 6-1

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Jasha Heifetz plays Great Violin Concertos
ハイフェッツ プレイズ 偉大なヴァイオリン協奏曲集(6CD)

<CD6-1> 67:22
(1)ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲 Op.61
     20:40/8:45/8:23
     ボストン交響楽団/シャルル・ミュンシュ (1955)

        <★★★>
(2)チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲  Op.35
     15:51/5:31/8:12
     シカゴ交響楽団/フリッツ・ライナー   (1957)

     <★★★☆>

 
     2010年/CD6枚組/クラシック/協奏曲//RCA/SonyMusic/中古

 

7月末あたりからポツリポツリ聴き始めました。

ふつうなかなか聴かないですね、こういった名曲群は。おおむね中学とか
高校ぐらいで惹かれたのちそんなに聴かなくなっちゃう・・・んじゃない
かと思うのですが、今回、中古屋の棚にずっとあるのを思い出し、このク
ソ暑い時期にまとめて聴いてみようなんて気になってしまいました。
上手なだけのハイフェッツなんて!と思い続けて長いです。なぜだかわか
りません。

ま、前置きは不要です。みんなヴァイオリン協奏曲系の超有名曲です。
CD6枚、全17曲。
なにもワーグナーを聴こうというんじゃないんで、疲れるもんでもない。
ゆっくり気楽に楽しむことにします。
細かくは書けないだろうなぁ・・・

<CD1>
ともに速めの演奏で、まあ若干古臭く感じるポルタメントなんかは、派手
ではあるものの案外これ見よがしには聞こえなかった。
ミュンシュやライナーという大御所指揮者、名門オーケストラを相手に、
堂々の巨匠の演奏。
チャイコフスキーのほうががぜん素晴らしく、巨匠のというより、ズバリ
名演奏でしょう。弾き方やテンペラメント、速めのテンポがピッタリ。ラ
イナーは想像よりうんと敏捷に付けていたように思います。
一方のベートーベンですが、出だしこそミュンシュ/ボストンの包容力ある
演奏でいい感じに入っていけたのですが、ソロが始まってからは、どう言
ったらいいのか、居心地がどうもよろしくない。
持っているイメージとそう大きく違わないようなのに、その少しが実に
困った違和感。うまく言えないんですけどね、例えば・・・
“優れたスポーツ選手が、たしなみとして奏する音楽”とでもいうような感じ
というか・・・でもそれじゃあ、スポーツ選手をバカにしてしまうことに
なるか・・・それもまずいよね・・・
とにかく筋肉優先で、音楽から含みだとか深みだとかが、ワタシにはまる
で感じられない。うーん、言えてないなぁ。
  *ヤッシャ・ハイフェッツ 1901-1987(リトアニア~米)
  フリッツ・ライナー 1888-1963 シャルル・ミュンシュ 1891-1968