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| (書きすぎもいいところです、ご容赦) |
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| 暗めのエンタテインメントを予想していたところ、妙な映画だったなあ。 |
| 始めは真面目な数学の教師と女子学生のやり取りで、女の子が教師 |
| をマジック風なことでコケにする。これは学校か感化院のようなところ |
| みたいだ。 |
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| 次は日本のカワイ子ちゃん風アニメに憧れる12歳の細身の女の子と |
| 彼女の父親である元文学教師という父娘が描かれる。そのアニメの楽 |
| 曲が流れるが、オリジナルかソース・ミュージックなのかどうかはわから |
| ない。聞かされるこっちはひどく居心地悪い。こういうことって、普通に |
| あることなのかねぇ。女の子は白血病で、おそらく長くないので、父親 |
| は彼女の望みのもの(アニメキャラの高額な服など)を買ってやろうとい |
| ろいろ金策。 |
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| はじめの女子学生がよろしくない状況下で大きくなり、それゆえなんだ |
| ろう、精神科医を夫に持っている。なのに夫は彼女の精神状態や虚言 |
| 癖に困り果てている。彼女はどうもマジックとは関係ないように思われ |
| るが、ならばタイトルの‘マジカル’ってなんだ・・・ |
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| 不況の嵐の中、元文学教師に金策が付かず、偶然虚言壁の女と接点 |
| を持つ。薬とトラウマでだろうか動きが悪かった虚言女はその結果、わ |
| りときびきび動き始め、話が転がってゆく。 |
| その転がり方がなんともよくわからない。 |
| この特異体質の女に翻弄される話に、必然性を探しても、意味はない |
| ・・・。 |
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| 最近“イヤミス”という言葉を使った。ミステリーとしてならどこか言い得て |
| いる気もするが、これには一応辻褄ってものはなきゃいけないんだから、 |
| ちょっと違う。ノワールという大雑把な言い方でもよさそうながら、この不 |
| 可解さはやっぱり違うだろう。たまたまそうなったというような結末まで、 |
| なんだこりゃあと見続ける。 |
| 後半は、はじめに出てきた数学の教師が、当初のトラウマを抱えたまま |
| ‘外’に出てきて、わけのわからん(≒ワタシの能力枠外)結末を誘導す |
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る。始めと終わりが重なる。奇怪な因果応報?
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| エンドタイトルで、日本語の歌が流れる。かなり居心地が悪い。これはオ | | リジナルかな。外国人の日本語。 | | (ひょっとしたら、作者はこうした日本のアニメの人気に危惧感でも抱い | | ているのかしらん。まさか。) |
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