休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ザ・ハイ・ローズ/リッスン!

イメージ 1
20170719(了)
ザ・ハイ・ローズ/リッスン!
THE Hi-Lo's  LISTEN!
 June In January(Robin-Rainger)
 Little White Lies(Donaldson)
 I Don't Want To Cry Any More(Schertzinger)
 She's Funny That Way(Whiting-Moret)
 Whatever Lola WantsAdler-Ross)
 Island Of Desire(Meyer-Jones)
 You Brought A New Kind Of Love To Me(Kahal-Fain-Norman)
 Fools Rush In(Mercer -Bloom)
 Have You Met Ms. Jones?(Rodgers-Hart)
 Where Are You?(Adamson-McHugh)
 You Can't Hardly Get Them No More(Adelson-Scott)
  Arranged By Gene Puerling
  Orchestra Conducted By Frank Comstock
  Recorded in 1955  
  CD/2006年/él/Cherry Red Records/SOLID Records/邦盤/中古
  <★★★☆>


のっぽとちびの意のグループ名。
フォー・フレッシュメンと並び称されたジャズ・ヴォーカル・グループと
いうことだけれど、作ったアルバムはごく少なく、活動期間も短いの
で‘並び称された’というのは少々オーバーなんじゃないか。
とはいうものの、音楽的にはタイプは違えど負けてはいないし、アレ
ンジやハーモニーの素晴らしさは当時としてはすごかったらしい。ラ
イナーはそんなふうな書きかただった。
まだCDが出回る何年も前に、このアルバムが邦盤LPとして再発売
されたのを、うっすら覚えている。そのときはスウィング・ジャーナル
選定ゴールドディスク扱いだったんじゃなかったかなぁ。
このメンバー二人がかなり後でシンガーズ・アンリミテッドを結成して
再度活動を(録音だけのグループとして)始めたほうを先に知り、大
いに気に入った結果、元のグループのものを聴いてみたいと思った
んでした。LP時代には結局買わなかった。
一年ほど前にこのグループのボサノヴァのアルバムを聴いた。まあ
まあだったけれど、今回のこのデビューアルバムは、もっと出来が
良く、アレンジやハーモニーの特徴がよく出ていると思う。
印象は、ジーン・ピュアリングのアレンジは、異常に美しいが、しつ
こいほどに‘凝りすぎ’の感あり。そしてなにより‘大時代’的。
現代に合う、合わないと言ってみても始まらないけどね。その傾向
はシンガーズ・アンリミテドにも少し受け継がれた気がする。大ファ
ンです。
これとボサノヴァのアルバム以外には、ドリス・デイのセットものに
入っているものぐらいしか知らない。
いけ好かないとかいうんじゃないんだが、でももう、追いかけないで
もいいという感じ。
イメージ 2