休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

アバド シカゴ交響楽団 3/8


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ABBADO CHICAGO SYMPHONY ORCHESTRA


〈CD3-8〉
(1)メンデルスゾーン 1809-1847:
   ヴァイオリン協奏曲 Op.64
    ①17:27 ②8:50 ③6:57
(2)ブルッフ 1838-1920:
   ヴァイオリン協奏曲 第1番 Op.26
    ④8:47 ⑤9:32 ⑥7:32
       ヴァイオリン:シュロモ・ミンツ
       録音:1980年2月、Tot.55:05
       <★★★△>


昔話です。
メンデルスゾーンは中学の教科書に載っていて、習ったような気がする
が、考えてみると学校にステレオなんてあったろうか。あったんだよな、
きっと。記憶は曖昧。はっきり覚えているのは、放送室にはSPの蓄音機
がなぜかあって恐々触ったということ・・・
中学ではクラシックというと、これとか「アルルの女」、「ピーターと狼」な
んてのは聴かされた。そのほかは歌中心。
でもメンデルスゾーンは自分では25cmのLPを持っていて、ひとしきり聴
いた後だから、こんな有名すぎる曲を聴く初心者なんかじゃないんだ、
「お前らとは違うぞ!」みたいな気持ちがあったように思う。
2年生の年末ごろに、送り出される3年生のためにスライドをたくさん用
意して、幻燈会というのかな、そういうイベントを何人かで請け負い、付
ける音楽を選ぶ役目は、知ってそうなふりをするワタシにお鉢が回って
きてしまった。学校にあるディスクやソノシートのようなものを用いて写
真やナレーション内容に合う音楽を用意したんで、、、きっとSPでなくLP
用のプレーヤーはあったんだろうなぁ・・・
メンデルスゾーンの協奏曲を選んだ記憶はない。
このCDのジャケット写真(二人とも若い!!)を見てもらえるとわかるよ
うに、メンデルスゾーンブルッフの下には、
  Kleisler:Caprice Viennois・Liebesleid・Liebesfreud
とちゃんと載っているのに、実はCDには入っていない。そもそもオリジナ
ルには入っていて、シカゴ響だって演奏しているんだから、なんでカット
したんだろう。わけがわからない。考えられるのは、別のコンピレーション
の都合上、具合が悪いといった契約上の理由ぐらい。(でもないか)
で、中学時代に戻るとね、「ウィーン奇想曲」は選ばなかったが、「愛の悲
しみ」「愛の喜び」のほうは、いろんなセミクラ的な曲とともに件のイベント
のBGMに選んだような記憶がうっすらとある。
入っていなかったクライスラーに拘り、こじつけての昔話、でした。
ぼんやりした記憶ばかり。田舎の中学校でのことです。懐かしい。
でもね、中学の同窓会、まだ続いている。スピンオフしたゴルフのコンペも。
ともに次回は幹事の一端を担わなアカンのやった。(ゴルフ幹事引継 7/6)
〈CD3〉
ヴァイオリンもオケもとてもよくまとまっていて、度を越した表現は皆無。若
さからくるらしいロマンティシズムはあるものの、実にきっちりと収められて
しまっている感じ。
23歳のヴァイオリニストにしては生真面目すぎないだろうか。繊細で初々
しいのに、まとまりすぎてしまって、協奏でなく合奏・・・は言いすぎか。
当時の世評では、あまり高いものはなかったんじゃないかしらん。
                                         (7/2)