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第二次世界大戦も後半、ノルマンディー上陸作戦が成功したあたりで |
活動を開始した歴史的建造物の保護や美術品救出作戦の一団(小隊 |
の規模)の活躍を描いている。ノルマンディの戦いの直後にその浜へ |
上陸して話はスタートする。 |
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戦争ものなんだが、中年から老年台の美術関係者のグループなので、 |
アクションらしいものはほとんどないし、雰囲気なんかも切羽詰まった |
感じがない。どこかのほほんとしている。炸裂する銃弾はちゃんとリアル |
なんだけどね。 |
大統領の命をうまく取り付け、それなりの階級をもらって、フランスから |
ドイツへの最前線で、ああでもないこうでもないと知恵を尽くす。 |
ドイツ軍の強奪した美術品の数が半端でない。何十万点とか何百万点 |
とか言っていた。 |
それをヒットラーは、何か所かに集中的に隠させ、ヤバくなったら焼いて |
しまえという指示を出していた。終戦が近づくと、救出班には時間が無 |
くなるということで、逆に困ってしまう状況が大きなサスペンスの一つ。 |
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焼かれてしまった美術品の中には、今ではもう存在しない貴重な作品 |
がごろごろあったことがわかるが、救い出せたものも多く、意義のある |
活動だったと思う。ワタシでも知っている名画、彫刻がいくつかあった。 |
人気のフェルメールも2点ばかり見えた気がする。危なかったんやねぇ。 |
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グループの敵はドイツ軍とヒットラーのみならず、盛り返して勢いづくソ |
連軍。 |
以前の学習ではソ連軍の強奪も相当なものだったはずで、今はロシア |
の有名な美術館に、入手経緯を隠した大傑作がわんさか陳列されてい |
る。NHKなんかがそうした宮殿の美術館を美しく映して放送したりするも、 |
美術品の出自には触れない。ロシアだって、北方領土と同じで、返す気 |
はない・・・ ととと、そっちへは行かないつもりでした。 |
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実話だそうですね。 |
だからついでに見つけたものなんかも、本当の話なんだろうなあ。 |
楽しい作品でした。 |
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残念ながら、器用なデスプラの音楽がいまいち冴えていなかった。映画 |
の成否にも少し影響があったんじゃないか、、、 |